京都精華大の教壇に田中達之氏と数井浩子氏 デジタル作画でコロリドと連携

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ポップカルチャー分野の専門教育で定評のある京都精華大学が、2017年4月よりアニメーション学科のカリキュラムの充実を推進する。新たな教員として、アニメーター・演出の田中達之氏と数井浩子氏を教員として採用する。アニメーション制作に経験の深い両氏による各授業科目を設ける。
また近年、制作現場での導入が始まったデジタル作画の教育をいち早く取り入れる。デジタル作画は従来は原画用紙に鉛筆で描いていた絵を、液晶タブレットとタッチペンに置き換えるものだ。手描きアニメの特徴を残したまま作画をデジタル化して、制作の効率化を実現する。
デジタル作画教育の推進にあたっては、都内に拠点を持つ新進アニメスタジオのスタジオコロリドなどとの連携を目指す。定期的な交流授業の実施を念頭に置いている。

新たに教員となる田中達之氏は、1965年生まれ。映画『AKIRA』の原画で注目され、確かな動きと緻密な作画で知られている。演出やキャラクターデザイン、イラストレーションなど幅広い創作に携わり、映画『Genius Party Beyond「陶人キット」』の監督・作画・美術監督や作品集「CANNABIS WORKS」などの代表作がある。
大学での授業科目は「キャラクターアニメーション」となる。世界観、画面設計も含めたキャラクターデザインを題材に講義する

数井浩子氏はアニメーター・演出家として、『忍たま乱太郎』、『らんま1/2』、『ケロロ軍曹』など幅広い作品に携わってきた。近年は、アニメーション制作に関わる研究や、その普及にも努めている。
授業科目は演出や作画のプロダクション、さらにプリプロダクションと制作の流れ全般になる。数井氏の経験が活かされる。

京都精華大学は1968年に設立、美術系の学部の充実が特徴となっている。2006年に日本でも数少ないマンガ学部を設立、2010年にはマンガ研究科マンガ専攻修士課程、2012年には博士後期課程を設けた。日本のマンガ分野の研究を牽引している。
マンガ学部は現在、マンガ学科とアニメーション学科から構成されている。アニメーション学科ではアカデミックな研究と実践的な教育があり、アニメーション監督の前田庸生氏や音響監督の若林和弘氏といった制作を知る教員も多い。

京都精華大学 http://www.kyoto-seika.ac.jp/

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