天皇即位に合わせて10連休にもなるゴールデンウィーク、何をして過ごそうかと悩んでいる人も少なくないだろう。そうした中で、映画ファンにぴったりの企画「SEASIDE CINEMA」が横浜にて実施される。
夜景も美しいみなとみらいの公園を会場に、魅力たっぷりの映画を2019年5月1日から5日まで5日間にわたり夜間で野外上映する。
会場は、横浜赤レンガ倉庫とMARINE & WALK YOKOHAMAの2か所。このうち横浜赤レンガ倉庫では、毎晩日替わりで細田守監督の長編映画5作品が登場する。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『未来のミライ』と、細田監督の16年を駆け抜ける。
最終日の上映となるのは、先日米国アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた『未来のミライ』である。映画の舞台が横浜なだけに、トリに相応しい。
一方のMARINE & WALK YOKOHAMA側は、近年のミニシアター映画5 作品。『君の名前で僕を呼んで』、『ムーンライズ・キングダム』、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、『シング・ストリート 未来へのうた』、『ベイビー・ドライバー』。観る機会が少ない作品を野外でと、こちらも意欲的な企画だ。
どれも傑作ばかりだが、野外での鑑賞は貴重な機会となる。アニメファンであれば、出来れば細田作品を選びたいところ。
いずれも入場、また事前予約も不要。ただし野外なので、クッション、敷物、チェアなどの持参を薦めている。
「SEASIDE CINEMA」は、2017年、18年も開催され大好評を博した。昨年は5日間2会場で33万人も来場した。今年は『サマーウォーズ』公開10周年に合わせて、スタジオ地図の協力によりスペシャルな「細田守監督作品特集」が実現した。
赤レンガパークには約450 インチの特設スクリーンが設置される。また映画は19時からスタートと日の暮れた後になる。自然の暗闇の中で作品を鑑賞できる。さらに飲食も自由としているからお祭り気分もとりわけ盛り上がる特別な体験になりそうだ。
『SEASIDE CINEMA ~THEATER RED BRICK~』
https://www.yokohama-akarenga.jp/brickjournal/detail/26
『SEASIDE CINEMA ~THEATER MARINE & WALK~』
http://www.marineandwalk.jp/