細田守監督「竜とそばかすの姫」ネットが舞台、ストーリーとビジュアルを明らかに

竜とそばかすの姫

 202012月にタイトルのみが発表されていた細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』のストーリー、ビジュアルがいよいよ明らかになった。2月18日、本作の特報映像を発表、公式サイトではキービジュアルやイントロダクション、ストーリーも公開された。映画公開時期は依然2021年夏とだけされているが、期待の夏に向けて一気に走りだす。

 細田守と言えば、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『未来のミライ』と次々に長編アニメ映画の傑作を世に送り出すことでお馴染みだ。近年は自らの拠点となるスタジオ地図と共に制作を続けている。
 作品の世界は4歳の子供から女子高生、成長していく少年、子育てをする母親まで、フォーカスされる登場人物も舞台も様々。それだけに今回の『竜とそばかすの姫』が一体どんな作品になるのか気になるところだった。

 本作で描かれるのは、高知県の田舎町と全世界50億人以上が集る超巨大インターネット仮想世界<U>という対称的な世界だ。田舎町に住む17歳の女子高生・すずは<U>のなかで「ベル」という名のキャラクターで歌を披露することで人気者になっていく。そんな時、彼女の前に竜の姿をした謎の存在が現れる。
 日常生活がSF的な世界、ファンタジックなモチーフにシームレスにつながっていく、細田守の本領発揮だ。前作の『未来のミライ』と打って変った青春ストーリーは、細田守の縦横無尽な創作の幅の広さを見せつける。また『サマーウォーズ』以来、5作品連続でのオリジナル作品という点は細田守の物語を作ることへの飽くなき追求を感じさせる。

 細田守自身は「ずっと創りたいと思っていた」、「恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います」と話す。およそ10年前『サマーウォーズ』で一度描いたインターネット上の仮想空間を、今回新たにどう捉え、表現するのかも気になる点だ。
 細田守監督、制作のスタジオ地図は発表されているが、より詳しいスタッフやキャスト、音楽などは今後となる。『竜とそばかすの姫』は今後さらに注目されそうだ。

『竜とそばかすの姫』
https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/
2021年夏 全国東宝系公開

企画・制作:スタジオ地図
製作幹事:スタジオ地図有限 責任 事業組合( LLP )・日本テレビ放送網 共同幹事

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