2016年10月22日に、東京・秋葉原のハンドレッドスクエア倶楽部にて「アメコミライブドローイング “ブレイブ・アンド・ボールド“(BRAVE and BOLD)」が開催される。世界各国からコミックアーティストが来日、さらに日本のマンガ家も参加して、作品をライブで体感しようというものだ。
「ブレイブ・アンド・ボールド」のコンセプトは、米国のコミックコンベンションで多いアーティストアレイのスタイルの導入である。当日は、マンガ家、イラストレーター、アニメーターがステージやブースで絵を描き、ファンはその姿を間近で見ることができる。サイン会やトークセッションも設けられる。
さらに展示された原画などの購入も可能だ。ファンと作家の交流を軸にしたこれまでと異なるイベントが提案される。
参加アーティストに大物作家、話題の作家が揃っているのもファンにとっては魅力だろう。まずDC、マーベルで活躍し、『Superman: DOOMED』メインアーティストとして活躍するケン・ラッシュリーが参加する。インドネシア出身のサミ・バスリ、スペインのデビッド・バルデオン、ラファ・サンドバルら国境を越えてアメコミで活躍する作家も多い。
日本からは「ゼルダの伝説」シリーズなどで海外での知名度が高い姫川明輝、実力派のアニメーターである横田守、羽山淳一らが参加。9月26日現在で国内外21人の参加が決まっている。会場の入退場自由で参加料は3000円となる。
マンガ大国として知られる日本だが、近年は海外の作品にも目を向けるファンが増えている。フランスのバンドデシネやアメリカンコミックも紹介される機会が増え、話題になることが多い。しかし、海外作家だけに、直接触れ合える機会は貴重だ。
作家とファンの交流というと日本のコミケやコミティアも思い浮かぶ。しかし、「ブレイブ・アンド・ボールド」では、それがプロの作家となる。やや驚きだが、海外では一般的な風景でもある。アメリカスタイルのイベントが日本でも根づくのか?日本のファンが、「ブレイブ・アンド・ボールド」をどう受け取るかにかかっていそうだ。
アメコミライブドローイング “ブレイブ・アンド・ボールド“(BRAVE and BOLD)
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