今年3月に東京・池袋地区で開催予定であった東京アニメアワードフェスティバル 2020は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を理由に作品上映をはじめとする参加型イベントを中止した。コンペティション審査はオンラインで実施されたものの、多くの作品は一般上映されていない。
そんな作品をあらためて紹介したいと、2020年9月26日(土)、27日(日)の2日間、コンペティション作品の上映イベントが開催されることになった。会場はJR池袋駅からも近い新文芸坐を予定する。
2020年の映画祭には、世界67ヵ国・地域から長編29作品、短編1054作品の応募があった。コンペティションには長編4作品、短編32作品が選出される。これらを2日間で一挙に上映する。
長編作品はグランプリに輝いた『マロナの幻想的な物語り』、優秀賞『カブールのツバメたち』。いずれも世界的に高い評価を受けている。さらにロシアの『雪の女王:鏡の国』、冷戦下の東ドイツを舞台にした『フリッツィ』が並ぶ。
短編作品は劇場の大型スクリーンで観る貴重な機会になる。こちらもグランプリのストップモーション作品『娘』などが登場する。上映は9作品から12作品でスロットを構成したプログラムになる。
さらに上映にあたっては、各作品の制作者からのスペシャルメッセージも公開する。映画祭の気分を少しでも味わってもらおうというものだ。
一方で映画祭の主催者は、早くも2021年度に向けて動き出している。「東京アニメアワードフェスティバル2021(TAAF2021)」の2021年3月12日から3月15日までの4日間開催を発表している。会場は東京・池袋になる。
さらに短編・長編両部門の公募も開始した。短編部門の〆切りは2020年10月31日、長編は同年11月10日。引き続き東京からのアニメーション文化の発信を目指す。
東京アニメアワードフェスティバル 2021
2021年3月12日(金)~15日(月)
https://animefestival.jp/ja/