アヌシー映画祭がポスタービジュアル発表 仏アーティストが日本をイメージ

シャルロット・ガストー(Charlotte Gastaut)

 世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭が、6月10日より15日まで今年もフランスで開催される。
 この2019年のフェスティバルの顔になるポスタービジュアルが公開された。毎年注目のアーティストが担当することで知られるビジュアルだが、今年はマルセイユ出身のシャルロット・ガストー(Charlotte Gastaut)さんが描いた。

 その気になるビジュアルのデザインは、ご覧のように日本へのオマージュをたっぷり込めたものになる。「色の変化、霞、空間づかいに、日本の版画のやりかたを取り入れた」ガストーさんが述べるように、平面を意識したデザインに淡い色、そこにフランス特有のエスプリが重なる。
 あたかも日本の風景のようにも見えるが、手前の湖はアヌシーの象徴であるアヌシー湖。まるで富士山を思い出す後方の山は、アルプスのいただきである。フランスカルチャーが日本のイメージを絶妙に取りいれている。

 今回ポスタービジュアルに日本を取り入れたのは、2019年を「日本特集年」としたことが理由である。過去から現在までの日本アニメーションを、映画祭や国際見本市MIFAでスポットライトする。
 地元に対して日本カルチャーをアピールし、映画祭への動員につなげる狙いもあるだろう。また例年以上に多く訪れるだろう日本関係者も喜ばしそうだ。

 シャルロット・ガストーさんは、1974年生まれ。ESAG(パリ・グラフィックアート学院)で学んだ後に、新聞社や広告会社、トレンド会社でキャリアを積んだ。代表的な仕事にはフェンディ、エルメス、ゴディヴァ、ヴァン クリーフ&アーペル、ロクシタンなどがある。
 現在は本の装丁やイラストを中心に活躍している。また自身のブランド冠したスカーフのコレクションもスタートした。

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