「シドニアの騎士」シリーズ全話、4Kリマスター版をNHKにてテレビ放送

「シドニアの騎士」シリーズ

 映像作品の高画質化が、止まらない。次世代の解像度を持つといわれた4Kが登場し大きな注目を浴びるが、さらに解像度でその4倍をいく8Kまで登場する。
 一方で、4Kレベルの高解像度の番組はまだまだ数が少ない。作品も供給が追いつかない状況だ。とりわけ映像制作に手間と予算がかかるアニメでは、現状で4Kクオリティの作品の数は限られている。

 その限界をNHKとCGアニメ製作会社のポリゴン・ピクチュアズが破ろうとしている。NHKの4K番組専用チャンネル「NHK BS4K」は、2019年4月よりテレビアニメシリーズ『シドニアの騎士』、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』を相次いで放送する。
 両作品はそれぞれ全12話、合わせて24話になる。この全話を新たに4Kリマスター版として制作、これまで以上に、鮮明で迫力ある映像とした。
 「シドニアの騎士」シリーズは、映像配信プラットフォームのNetflixでは、2017年1月よりHDR版での配信をしている。今回はそこから一歩先に進めて、4Kに挑戦、さらにテレビ放送とする。

 リマスターにあたっては、ポリゴン・ピクチュアズが保有するマスターデータをソニーPCLの「RS+(アールエスプラス)」を用いて実現した。RS+はソニーPCLの持つオリジナルの超解像技術を使用したものだ。素材の特性や演出意図、使用するデバイスなどに合わせて、高解像度、高精細映像を可能にする。テクスチャの再現性が高く、トレース線のエッジをすっきりさせる効果、さらにノイズをコントロールする効果などを持つ。

 「シドニアの騎士」シリーズは、マンガ家・・弐瓶勉の代表作を映像化、太陽系を破壊され外宇宙に脱出した人類が、それでも対話不能の異生物と戦い続けるというSFアニメ。2014年から2015年にかけてテレビ放送された。
 3DCGを主体にしながら、セルルック(2D)風のキャラクター、表現を取り入れたテレビアニメシリーズの先駆的な存在である。高解像度の映像は現在の2Dアニメにはハードルが高いとされているが、CGを多用することで、この壁を乗り越える。

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