サンライズ新社長に浅沼誠氏、宮河恭夫氏はバンダイナムコエンターテインメント社長に

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 国内有数のアニメ会社であるサンライズの代表取締役社長が、5年ぶりに替わる。総合エンタテイメント企業のバンダイナムコホールディングスは、2019年2月6日に4月1日付でのグループ組織再編と主要グループ会社役員の異動を発表した。
 バンダイナムコHDは5つの事業ユニットを持っているが、そのうちふたつの主幹企業で代表取締役社長が交代する。アニメ企画・制作でIP クリエイションユニット主幹企業のサンライズの代表取締役社長である宮河恭夫氏が非常勤取締役に異動、新たにバンダイナムコエンターテイメントの代表取締役社長に就任する。

 バンダイナムコエンターテイメントは、ネットワークエンターテインメントユニットの主幹企業。ビデオゲームやアプリゲームなどゲーム事業を中心としている。宮河氏は活躍の場を、アニメからゲームに移すかたちだ。現代表取締役社長の大下聡氏は4月1日付で取締役に異動、6月の定時株主総会後に顧問に就任する予定だ。
 宮河氏は1956年生まれ。1981年にバンダイに入社後、バンダイデジタルエンタテインメントを経て、2000年にサンライズのネットワーク開発部部長となった。その後はガンダム関連ビジネスの多角化を進め、事業の成長に貢献した。2014年にサンライズの代表取締役社長に就任した。

 一方サンライズは、専務取締役の浅沼誠氏が新たな代表取締役社長となる。同時に持株会社であるバンダイナムコHDの非常勤取締役にも就任する。浅沼氏は1963年生まれ。2000年にバンダイネットワークスに入社。その後バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコオンラインなどで要職を重ねて、2018年4月にサンライズの専務取締役に就任していた。
 サンライズでは、宮河氏の非常勤取締役異動に加えて、専務取締役の富岡秀行氏も3月31日付で退任する。常勤取締役は浅沼誠氏のほか、常務取締役の佐々木新氏、取締役の正木直也氏の3人体制となる。

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