米国型のファンイベントとして2016年にスタートした「東京コミコン」が、2018年11月30日から12月2日まで幕張メッセで開催された。人気のアーティストや俳優・女優が多数参加したことで、大盛況のなか幕を閉じた。
主催者発表によれば、3日間の来場数は6万3146名に達した。前年の4万2793人に対して47%増と、イベントの急激な成長ぶりをみせつけた。当初来場者見込みは約5万人としていたらから、予想を上回る大盛況と言っていいだろう。
東京コミコンは、米国西海岸で開催されているシリコンバレー・コミコンの兄弟イベントとして企画された。企業出展や、アーティスト、俳優・女優、スタッフがトークするパネルといった米国スタイルのカルチャーイベントを目指している。
出展企業では、マーベル、ルーカスフィルム、ワーナーブラザースジャパン、円谷プロダクションなどが参加した。会場となった幕張メッセ9・10・11を賑わせた。
ステージには『ゴジラ キング・オブ・モンスター』、『スター・ウォーズ レジスタンス』、『名探偵ピカチュウ』、『ULTRAMAN』、『バンブルビー』といった日米にまたがった作品が多く紹介された。東京コミコンらしさ言えそうだ。
アメコミをフィーチャーする一方で、より洋画大作といった映画・映像にフォーカスしているのが、東京コミコンの特長になっている。これが映画の総合的なファンイベントが少ない日本で成功した大きな理由になっている。
今年はハリー・ポッターシリーズのフェルプス兄弟やマイティ・ソー』ロキ役のトム・ヒドルストン、『ロボコップ』主演のピーター・ウェラーらが来日した。サイン会や撮影会が人気となった。
国内外のアーティストがその場で絵を描き販売もするアーティストアレイも売りのひとつだ。こちらもファンから大人気となった。
こうした好評を受けて、早くも第4回、2019年のイベント開催も発表された。時期や会場などの詳細は今後決定次第発表される。