池袋が映画の街に変わる TOHOシネマズ、2020年10スクリーンで進出

映画ビジネスのニュース

 東京・池袋が映画や映像文化の発信地として活気づいている。2017年春に東京アニメアワードフェスティバルが開催、秋には映画・番組見本市TIFFCOMの会場にも決定するなど、関連の話題が相次いでいる。
 さらにこれを盛り上げるニュースがこのほど発表された。映画興行チェーンの大手TOHOシネマズは大型シネコンTOHOシネマズ池袋(仮称)の2020年夏の開業を目指していることを明らかにした。池袋東口に10スクリーン、座席数約1700を設ける。

 シネコンは、豊島区役所の旧本庁舎や旧公会堂のあった再開発エリア「Hareza(ハレザ)池袋」に立地する。中池袋公園を中心に、新区民センター、新ホール、さらにオフィス棟が設けられる。TOHOシネマズ池袋は、このオフィス棟の2階から6階に収容される。
 同地区への大型シネコンの出店自体は既に発表されていたが、今回はそれがTOHOシネマズであることが確定した。

 TOHOシネマズは、2014年に日本橋、2015年に新宿に大型シネコンをオープン、さらに2017年夏に上野、2018年に日比谷でもオープンを予定している。これに2020年の池袋が加わる。
 国内映画興業は2106年に過去最高収入を記録した。TOHOシネマズは積極的な出店・劇場再編で盛り上がる興行に積極的に対応する。とりわけ大きな集客が見込める都内主要繫華街への出店との戦略が明確になっている。

 一方で、TOHOシネマズ 池袋の出店で池袋東口地域の映画館は一挙に拡大する。池袋には今でも個性的な編成で人気の新文芸坐や、池袋HUMAXシネマズ、シネサンシャイン池袋などがある。さらに2019年には佐々木興業による12スクリーン約2500席のシネコンの開業が決定している。2020年には地域全体のスクリーン数は、いまの倍以上39にも達する。これは映画館の集積地と知られる新宿と同じ数だ。
 池袋東口は、アニメファンにお馴染みのキャラクター商品の大型チェーンであるアニメイトの旗艦店である本店もある。さらに相次ぐ映画、アニメ、ポップカルチャーのイベント開催と、文化発信機能の強化が続く。2020年に池袋東口は、映画文化の一大拠点になりそうだ。

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