NETFLIX 新たにオリジナルアニメ5作品発表、制作スタジオにアニマ、MAPPA、GONZO

NETFLIXオリジナルアニメ

 映像配信プラットフォームの世界大手Netflixは2018年11月8日に、新たなオリジナルアニメ5作品を発表した。新作アニメタイトルはこれまでも随時明らかにされてきたが、これだけまとまっての発表されるのは、2017年夏に東京で開催された「Netflix アニメスレート」以来だ。
 今回の作品の特徴は、5つの作品のうち4つまで何かしらのかたちで海外とつながっていることだ。日本のアニメと海外ファンをつなげるNetflixらしさが強く打ち出された。

 まず海外原作のタイトルがふたつ。『パシフィック・リム』は世界的な大ヒットSF映画、『オルタード・カーボン』はNetflixの人気ドラマシリーズのアニメ化になる。『パシフィック・リム』のスタッフは製作がレジェンダリーであること以外は明らかにされていないが、『オルタード・カーボン』は脚本を日本の佐藤大、近藤司が担当する。制作のアニマは急成長中のCGスタジオ。まさに日本とハリウッドが融合したかたちだ。
 『YASUKE(原題)』は日本の中世の実話を原案にしたオリジナルだが、製作総指揮を米国のルショーン・トーマスが担当。アニメーション制作がMAPPAとここでも日本と海外が融合する。

 従来型のオーソドックスなアニメは、橋本花鳥のマンガを原作とする『虫籠のカガステル』のみとなる。監督の千明孝一は、かつて海外で大人気を博した『LAST EXILE』を担当した。アニメーション制作のGONZOも同様で、こうした実績が背景になったと見ていいだろう。
 一方、『TRESE』はフィリピンのマンガを原作にしている。スタッフや制作にも日本に関連するものが見当たらない。これがなぜ「ANIME」と分類されるのか、今後の作品のリリースとその内容で知ることになりそうだ。

 また今回の発表の特徴は、制作スタジオの変化も大きい。これまでオリジナルアニメは、東映アニメーション、トムス・エンタテインメンント、プロダクション I.Gといった国内の大手・有名なアニメ企業が多かった。
 しかし今回はアニマ、MAPPA、GONZOとスタジオの範囲を広げている。強いIPを求めるとされるNetflixだが、これまでよりIPやスタッフの知名度よりも企画内容をより重視していると感じられる。
 今回発表された作品のリリース時期はいまだ明らかにされていない。今後はすでに製作発表されているCGアニメ『ULTRAMAN』、東映アニメーションの『聖闘士星矢』、フジテレビ「+Ultra」枠の『revisions リヴィジョンズ』、『キャロル&チューズデイ』といった作品がまず配信されるとみられる。
 今回発表された5作品はその後になりそうだが、いずれもグローバルな話題を惹きつけることは間違いないだろう。

2018年11月8日「Netflixオリジナルアニメ」として発表されたタイトル

■『パシフィック・リム』
製作: レジェンダリー・エンターテインメント 
■『オルタード・カーボン
脚本: 佐藤大 (「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」)、近藤司
アニメーション制作:アニマ
■『虫籠のカガステル』
原作: 橋本花鳥「虫籠のカガステル」(徳間書店リュウコミックス)
監督: 千明孝一
アニメーション制作:GONZO
■『YASUKE(原題)』
制作・監督・製作総指揮: ルショーン・トーマス
アニメーション制作:  MAPPA
■『TRESE』
製作総指揮: ジェイ・オリヴァ
プロデューサー: シャンティ・ハーマイン、ターニャ・ユソン

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