アニメ配信とグッズ販売が連動、「d アニメストア」にストア機能

配信

 アニメを鑑賞したら、その関連商品を直ぐに購入してみたくなることはないだろうか。そんなアニメファンのニーズに応える仕組みを定額配信でアニメ見放題サービスを提供する「d アニメストア」がスタートする。KADOKAWAと共に「d アニメストア」の運営をするNTTドコモは、2020年9月1日から「d アニメストア」にてアニメ関連商品のECストア機能を開始する。
 「d アニメストア」は、NTTドコモとKADOKAWAが共同出資する株式会社ドコモ・アニメストアが2012年より運営している。定額課金の配信サービスの中で、アニメ専門との特長を持つ。現在は往年の人気作品から最新作まで 4000以上のタイトルを持つ。この分野では国内有数の存在だ。

 アニメ配信とグッズ販売は、ユーザーの利便性を大幅に向上させる狙いがある。ワンストップでふたつのニーズを満たすものだ。サイトではユーザーが関心を持つアニメコンテンツに関連する商品の紹介もする。
商品は、ECサイトにグッズメーカーやアニメーション制作が出展するかたちで用意される。各企業がそれぞれ商品販売をする。
 NTTドコモは、各社に決済システムなどのグッズ販売のプラットフォームを提供する。各社は独自のシステムを持つことなく、アニメ配信の視聴者にアプローチし出来る。配信作品と連動させた商品販売の機会の提供は、アニメ会社にから歓迎されそうだ。

 9月1日のサービス開始時には、 「ANIPLEX+」や「きゃら ON!」、「キャラアニ.com」と人気のグッズ販売会社20 店舗が参加する。作品は『鬼滅の刃』や『ソードアート・オンライン』、『Re:ゼロから始める異世界生活』など。こちらも新作から旧作まで幅広いラインアップとなる。スタート後も、取り扱かい商品を順次拡大していく予定だ。

 「d アニメストア」にとっては、他の配信サイトにない特色としてライバルが多いアニメの映像配信プラットフォームのなかで差別化が可能になる。視聴体験とつながることで、通常のECサイトに較べて効率のよいショップも期待出来る。
 サービスは「d アニメストア」と契約していなくても可能とのことだ。「d アニメストア」のユーザー以外にもサービスはく開かれている。

「dアニメ ストア」 https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 「アニメーションの表現」
     2023年10月23日から11月1日まで開催されている第36回東京国際映画祭は、昨年より上映本数、…
  3. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
     日本を代表するアニメーション作家として、いま“和田淳”を筆頭に挙げる人は多いだろう。2010年に『…
ページ上部へ戻る