松竹、第2四半期は減収減益 大型ヒットに欠ける

ファイナンス決算

 10月15日に発表された松竹の2019年2月期第2四半期決算は、売上高と利益が前年同期比で二桁減となる厳しいものだった。
 連結売上高は442億8100万円(10.3%減)、営業利益24億5000万円(49%減)、経常利益21億200万円(52.7%減)、当期純利益13億6000万円(48.3%減)である。なかでも映像関連事業が苦戦した。

 映画、テレビ制作、映像ソフトなどの映像関連事業の売上高は240億8300万円(16.8%減)、営業利益は4億4400万円(83.5%減)である。
 配給では邦画6本、洋画5本、アニメ6本、さらにODS興行のシネマ歌舞伎、METライブビューイングなどを手がけた。『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』『空飛ぶタイヤ』などがあったが、大きなヒット作が不足していた。アニメは『リズと青い鳥』、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」シリーズ、『曇天に笑う<外伝> ~宿命、双頭の風魔~』などだった。
 また映像ソフトでは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』がヒット。テレビ放映権販売では「釣りバカ日誌」シリーズがBS向けの契約で貢献した。
 
 演劇事業は、売上高124億6300万円(1.1%増)、営業利益は10億9900万円(9.5%増)とほぼ前年並みだ。
 歌舞伎座、新橋演舞場、大阪松竹座が盛況であった。新橋演舞場では、集英社、テレビ東京などと共同取り組んだ新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』が大ヒットになった。南座は、耐震補強工事のため期間中は休館した。
 不動産事業も前年並み。売上高が52億2600万円(1.3%増)、営業利益が23億500万円(0.4%減)。

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