東京ゲームショウ2016来場者数27万超で史上最高も ライバルにE3、ゲームズコン、チャイナジョイ

東京ゲームショウ バンダイナムコ

2016年9月15日から千葉・幕張メッセで開催されていた東京ゲームショウ2016が18日に閉幕した。主催者の一般社団法人コンピュータエテイメト協会と共催の日経BP社から本年の総来場者数と2017年の開催日程が発表された。
期間中の総来場者数は27万1224人と史上最高を記録した。また、2017年の開催は2016年と同様幕張メッセとなり、9月21日から24日までの4日間を予定する。

ゲーム業界の大きなトレンドになったVRが人気を集め、最新技術が体験できる場所として多くの人が足を向けたようだ。今年新設されたVRコーナーが注目を集めたという。
来場者のうちビジネスデイの来場者数は6万4973人とこちらも過去最高だった。ビジネスミーテイングも数多く行われた。ビジネスマッチングシステムの「アジア・ビネスゲートウェイ」の登録企業は 1,149社と前年の1,011社を上回った。

東京ゲームショウ2016は、日本のコンテンツ産業の海外発信をするコ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)のコア・イベントの一角を担っている。イベントの盛況と、活発なビジネスは、海外発信としても大きな成功だ。
しかし世界的に見れば、存在感のある国際見本市の役割は安閑としていられない。かつては世界最大規模の国際ゲーム見本市を誇ったが、史上最高の来場者数にも関わらず2016年の規模は世界第3位となりそうだ。

現在、世界最大の国際ゲーム見本市は、ヨーロッパの企業とファンを集め急成長するドイツ・ケルンのゲームズコン(gamescom)である。2016年は8月23日から26日まで実施されたが4日間で34万5000人の来場者を集めた。その数は東京ゲームショウの1.27倍になる。
さらに7月28日から31日まで上海で開催された中国最大の国際ゲーム見本市チャイナジョイ2016(ChinaJoy 2016)の来場者数は前年比で19%も増加、32万5,452人となった。東京ゲームショウを史上初めて上回り、アジア最大となった。世界のゲームイベントは日本を上回る成長を続けている。
東京ゲームショウは現在は世界で突出した存在でなく、むしろゲームズコン、チャイナジョイ、そしてビジネスだけに絞った米国の巨大見本市E3(ユニーク来場者数5万2200人)を含めた4つのグローバルハブのひとつに過ぎない。

巨大なイベントの費用対効果に対する疑問は少なくない。しかし、人と情報が集まるところに新たなビジネスチャンスが集まるのもまた事実である。そして国際見本市は、その産業の世界における現状と存在感の反映でもある。そうした点からも、東京ゲームショウには現状に満足することなく、さらなる発展も期待される。

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