タカラトミー、メイ代表取締役社長が退任へ 新社長に三菱商事出身の小島一洋氏

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 玩具大手のタカラトミーが、代表取締役社長の交代を発表した。現在、代表取締役社長兼COOを務めるハロルド・ジョージ・メイ社長が2017年12月31日付で退任する。後任には、現代表取締役副社長兼COO、CFOの小島一洋氏が就任する。
 ハロルド・ジョージ・メイ社長は、サンスター、日本コカコーラーなどを経て、2014年にタカラトミーに入社した。翌15年6月には代表取締役社長に就任した。海外事業の拡大戦略が裏目になり苦戦する同社の立て直しを期待された。
 任期中にタカラトミーの業績は大幅に改善し、18年3月期には過去最高の利益水準を予想する。タカラトミーによれば、改革の道筋を立てる役割を果たしたとするメイ氏から退任の申し入れがあった。

 後任の小島氏は三菱商事出身で、2008年で同社の投資会社丸の内キャピタルの執行役員に就任。09年にタカラトミーの社外取締役となった。10年には取締役常務執行役員となった。
 三菱商事と丸の内キャピタルは2009年にタカラトミーと資本・業務提携を結んでいる。この提携は2015年に解消されたが、小島氏は以降もタカラトミーの経営に携わってきた。小島氏は2019年3月期の新体制の立ち上げを目指し、18年の年明けから代表取締役として動き出す。

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