テレビ東京HD第1Qは減益 アニメ事業一部の海外案件計上にずれ発生

ファイナンス決算

 テレビ東京ホールディングスの2019年第1四半期決算は、連結売上高が359億6500万円(0.9%増)とほぼ前年並みとなった。一方、利益面では前年同期に続き下げ幅が大きい。営業利益14億1900万円(32.5%減)、経常利益14億1200万円(39.6%減)、当期純利益は7億4000万円(48.0%減)であった。
 テレビ東京HDによれば、利益減少の大半はアニメ事業の海外案件で、第1四半期に予定していた売上、利益の一部が第2四半期にずれたためだとしている。収益におけるアニメ事業の影響の大きさを図らずも明らかにしたかたちだ。

 そのアニメ事業は、地上波放送事業のうち、ソフトライツ収入に含まれている。アニメ事業の収入は海外案件の期ずれ発生の一方で、依然順調だ。特に海外向けで『NARUTO』の配信とゲームライセンスが好調だった。さらに『BORUTO』、『ブラッククローバー』も売上を伸ばしている。
 実写番組のライセンスも好調で、特に『TVチャンピオン極~KIWAMI~』、『孤独のグルメ』の新作といった配信会社との連動企画が牽引した。さらに『孤独のグルメ』、『勇者ヨシヒコ』、『ゴッドタン』で追加印税が発生している。収益基盤のひとつに育ちつつある。また映画では『アウトレイジ最終章』の興行収入、『湯を沸かすほどの熱い愛』の配信とパッケージ販売などの収益が大きい。ソフトライツ収入は全体で66億900万円(8.9%増)である。

 主要事業では放送収入が、タイム収入とスポット収入を合わせて、売上高195億4900万円(0.9%減)と前年同期並み。BS放送事業は売上高39億2900万円(0.3%増)、営業利益2億1200万円(87.0%増)。ソフトライツの好調が利益を押し上げた。
 アニメ関連では、CS放送アニメ専門チャンネル「AT-X」を運営するエー・ティー・エックスの売上が明らかになっている。売上高は13億3600万円(7.7%減)、「AT-X」の加入者は依然減少しているが、歯止めがかかりつつあるとしている。

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