アニメーターの人材育成プロジェクト「アニメーションブートキャンプ」が、夏休みに合わせて1日のみの体験型ワークショップを実施する。2018年8月27日、東京・豊島区のとしまエコミューゼタウンにて、「アニメーションブートキャンプ2018 1dayチャレンジ」を開催する。
作画をしたことのない人も含めて、アニメーションの作画とはどういったものを知って貰うものだ。時間は朝10時から17時半とたっぷり、参加は無料で、申し込みは先着順となる。講師は、アニメーション制作の現場で活躍するトップアニメーターが務める。
ワークショップは、文化庁が2012年から実施している文化庁メディア芸術連携促進事業 連携共同事業「アニメーションブートキャンプ」の一環だ。メディア芸術の振興を目的としている。
プロジェクトはこれまでにプロのアニメーターを目指す大学生や専門学校生を対象に、日本のトップレベルのアニメーター達が指導を行ってきた。「表現者として自己開発できる人材を育てること」を理念として、技術や知識だけでなく、アニメーターとして成長するための必要な基本姿勢を、参加者達と共に課題制作を通じて学ぶ。
ただし今回は、より広い人にアニメーションの動きについて知ってもらうものとなっている。アニメの動きに興味がある高校生以上であれば誰でも参加できる。これまでアニメの作画をやった経験がなくてもOKだ。まずはアニメーションを作る楽しさを知ってもらうというわけだ。
それでもワークショップのテーマは、なかなか本格的である。今回は「キーポーズ」編として、「動きの要となるポーズ」を見つけ出すことをテーマにする。動きを構成する要素のなかからたくさんのポーズを見つけ出し、さらに「動きの要となるポーズ」を作り出すやり方を体験することになる。これを通じてアニメーションの動きを学ぶというわけだ。
講師もアニメーションの現場で活躍するトップアニメーターが務める。『3月のライオン』や『アトム ザ・ビギニング』の作画監督の山田桃子さん、『夜桜四重奏 -ハナノウタ-』の監督も務めデジタル技術の取入れにも積極的な りょーちもさんらだ。講師の豪華さもこのワークショップの魅力になっている。
「アニメーションブートキャンプ2018」
https://animationbootcamp.info/363/
[ワークショップ概要]
2018年8月27日(月) 10:00~17:30(受付9:30~)
会場: としまエコミューゼタウン(東京・豊島区役所新庁舎)
募集人数: 40名(先着順)
参加費: 無料
応募方法: 応募用紙の提出(メールもしくは郵送)
講師(予定)
山田桃子(アニメーター)
りょーちも(アニメーター、キャラクターデザイナー、アニメーション監督)