アニメ雑誌「メガミマガジン」「オトメディア」がデジタル化 4月、5月にスタート

「メガミマガジン」「オトメディア」

 学研プラスが人気アニメ雑誌と「オトメディア」の電子版の刊行を開始する。「メガミマガジン」は 2018年4月28日発売の6月号から、「オトメディア」も 5月10日発売の6月号からデジタル版を発売することになった。国内の主要電子書籍ストアで購入が可能になる。
 学研プラスは学研ホールディングスの出版事業子会社で、アニメ雑誌は主力分野のひとつ。そのうち2016年6月に「声優アニメディア」、17年4月に「アニメディア」のデジタル版をすでに導入している。今回2誌が加わったことで、主要アニメ4誌がデジタル化したことになる。

 学研プラスのアニメ雑誌の中で「アニメディア」は、総合誌の位置づけにある。一方で「メガミマガジン」と「オトメディア」は、それぞれ男性ファンと女性ファンにフォーカスしているのが特長だ。
 「メガミマガジン」は毎月30日発売、「美少女キャラクター」をコンセプトに萌えシーンをリードするとしている。キャラクターのピンナップやビジュアルが豊富な誌面だけに、デジタル版は大きな挑戦だ。
  一方「オトメディア」は、女性ファンに向けたキャラクター重視の誌面づくりをしている。2ヵ月一度の発売。こちらも版権イラストと呼ばれる同誌だけのビジュアルも売りのひとつだ。

 インターネットの世界では、映像分野では早い段階からアニメ番組の配信がスタートしている。一方で、アニメ雑誌のデジタル化は近年になるまで一般的でなかった。雑誌の魅力に大判のビジュアルや付録となる特典などにあることも理由にあったとみられる。
 しかし、若い世代のメディアとの接触は、スマホを中心としたネット媒体に急激に移行している。そこで近年はアニメ雑誌のデジタル化も急激に進みはじめた。なかには定額読み放題のラインナップに加わるケースもある。ここではデジタル化による一種のディカウント戦略にも見える。
 一方で、今回の「メガミマガジン」は希望小売価格を1148円(税別)、「オトメディア」は926円(税別)としている。紙雑誌と同水準の設定だ。プレミア価値は変えることなく、ファンとの接する場をネット上に拡大する方向だ。
 もちろんスマホでビジュアルが充分堪能できるのか、紙雑誌だからこそ得られる特典の価値をどう考えるのかといった課題はある。今後、様々な試行錯誤を重ねながら、アニメ雑誌もデジタル上でより一般的な存在になっていくに違いない。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. ラディアン スタッフ
     2018年10月からNHK Eテレで、テレビアニメシリーズ『ラディアン』の放送がスタートする。空か…
  2.  9月30日(日)に、東京・渋谷のLOFT9 SHIBUYAにて「日米アニメコミックビジネスの今」と…
  3. 『オービタル・クリスマス』
     2018年6月30日0時からスタートした短編SF映画のクラウドファンディングが、ロケットスタートを…
ページ上部へ戻る