「ちびまる子ちゃん」中国でフルCGアニメ映画化、2022年2月公開

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 マンガ家・さくらももこの代表作『ちびまる子ちゃん』が、中国で劇場アニメ化されることになった。広東省広州市に本社も持つ大手映画会社・広東昇格伝媒股份有限公司(Guangdong Sublime Media Co.,Ltd)が製作する。2021年1月29日に広東昇格伝媒と、日本で原作をマネジメントするさくらプロダクションより発表された。
 公開は2022年の春節を予定している。春節は旧暦の正月にあたり、毎年2月頃に設けられる。中華圏では年明けの正月よりも盛り上がる休暇シーズンで、映画興行では海外映画の公開は禁止されており、映画業界にはかきいれ時だ。
 1月29日には、中国での公式ティザーサイトもオープンした。中国では映画公開時に公式サイトを関らず作られるわけでなく、公開から一年以上前から用意されるのは『ちびまる子ちゃん』への力の入れ具合が窺える。

 製作の広東昇格伝媒は、広東・香港地区で映画やテレビ番組製作をする大手メディア企業。企画・製作かた制作、宣伝、配給、ライツ管理など幅広い映像ビジネスを手がける。『扫毒2天地对决』、『除暴』、『拆弹专家』などの代表作がある。製作作品の累計興行収入は60億元を超える。
 また日本の大型コンテンツの中国での映像化といった点で、ビジネスでの成果にも関心が集まるだろう。

 『ちびまる子ちゃん』は、静岡出身のさくらももこが幼少期の体験などを元に描いた人気マンガ。小学3年生の主人公・まる子ちゃんと家族や友達の日常生活をコミカルに楽しく、時にはほろりとさせて描く。国内でも1990年に日本アニメーションの制作でテレビアニメシリーズ化された。著者のさくらももこは2018年に逝去したが、いまでも人気が続き、アニメ制作がされている。
 中国でのアニメ化は今回が初。タイトルは『桜桃子小丸子:奇幻筆記』で、まる子が日常生活から飛び出し幻想の新世界で不思議な冒険の旅をするストーリーとなる。
 映画全編を3DCG=フルCGアニメーションとすることも話題を呼びそうだ。現段階ではイメージポスターのビジュアルのみが公開されており、映像はこれからとなる。国境を越えた『ちびまる子ちゃん』が、中国でどんな作品になるのか注目を浴びそうだ。

『桜桃子小丸子:奇幻筆記』 (Chibi Maruko Chan:The Fantastic Notebook)
http://sg.fuweiweb.com
2022年春節 中華人民共和国公開予定

監督:薛晓路(シュエ・シャオルー/Lulu Xue)
原作:『ちびまる子ちゃん』(原作者・さくらももこ)
製作:広東昇格伝媒股份有限公司(Guangdong Sublime Media Co.,Ltd)

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