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2017年国内動画配信市場、前年比13%増の1850億円 DCAJ調べ
- 2018/4/23
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定額課金の見放題サービスの普及が進むなかで、動画配信ビジネスにますます大きな注目が集まっている。しかし、そのビジネス規模はどのぐらいなのか? 今後、どのぐらい成長するのだろうか?
一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は独自調査でこれらを推定した。2017年の国内動画配信市場規模は1850億円であったという。調査は2018年4月23日に刊行された『動画配信市場調査レポート2018』をまとめるあたり行ったもので、2017年1月~12月の間ユーザーが支払った有料サービスの総額になる。
DCAJによれば市場規模は前年比で13%増となる。2016年の12%増に続き、二桁ペースの着実な成長だ。市場の成長は今後も続くとして、2022年には2600億円に達すると推定した。
市場規模はユーザーがサービス企業に直接支払ったもので、動画配信に付加される広告の金額は含まれていない。これらも含めるとかなり動画配信がすでにかなりボリュームのあるビジネスになっていることが判るだろう。
また2017年の特長として、一部で撤退する事業者が出てきているが、全体的にはライブ配信を含めて新たなジャンルとしての浸透、ユーザーを増やし、市場規模を拡大したと DCAJは説明する。今後の成長は、プロモーションの強化やテレビデバイス対応、5Gの普及などが牽引すると見ている。
調査レポートでは市場規模のほか、動画サービスの経緯や2017年から18年の動画配信関連の主要なニュースをまとめている。また配信サービスを提供する主要企業15社の動向もまとめた。国内大手のNTTドコモ(dTV)やU-NEXT、DMM.com、HJホールディングス(Hulu)、さらに外資系のNetflix、Amazon.comを網羅する。さらにライナー型の番組編成と積極的な投資で注目されるAbemaTVも含まれている。
A4版117ページで、定価1万円(税別)。PDFデータをダウンロードするかたちとなっているので、手早く入手出来るのも便利だ。
一般財団法人デジタルコンテンツ協会 http://www.dcaj.or.jp
『動画配信市場調査レポート2018』発刊について
http://www.dcaj.or.jp/news/2018/04/2018.html