国内動画配信市場の成長加速、2020年は前年比34%増 DCAJ調べ

動画配信市場調査レポート 2021

 国内動画配信市場の拡大ピッチだ。2021年4月26日、一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、国内の動画配信業界の動向をまとめた『動画配信市場調査レポート 2021』を発刊した。数字はDCAJの独自調査がベースになっている。
 同レポートによれば、2020年の国内動画配信市場規模は3710 億円と推計される。2019年は2770億円であったが、率で34%、金額では940億円の増加といずれも大きな伸びとなった。
 市場の成長は2016年の13%、17年の19%、18年の26%を上回る。さらにここ数年は市場自体が大きくなってきているにも関わらず、成長スピードが加速している。20年は5年前、2015年の2.6倍もの市場になる。この結果は前年のDCAJの予想からも大きく上振れた。

 DCAJはこれについて、視聴習慣として動画配信が定着・浸透しアーリーマジョリティに達したためと説明する。さらに新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛、そして巣ごもり需要の追い風を受けた。2020年の動画配信ユーザーの拡大は断片的には伝えられてきたが、今回の調査結果でも裏付けられた。
 また新型コロナウイルスの収束は現在も見えないことから、今後もネット系メディアの需要は高く、動画配信サービスは引き続き成長する予想し、2025年に5020億円になるとする。

 『動画配信市場調査レポート 2021』では、こうした市場全体の動向に加えて、業界の過去1年のニュース、特集記事も掲載。さらにdTVやDMM.con、U-NEXT、Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Disney+、Hulu、ABEMA、TVerほか、全部で18の主要企業・サービスの動向まとめている。
 レポートはデジタル版のみで、調査レポートのプラットフォーム・SPIインフォメーションにて販売している。価格は税込み13200円だ。

「動画配信市場調査レポート2021」
https://www.spi-information.com/categories/detail/29170
制作・発行: 一般財団法人デジタルコンテンツ協会
仕 様: A4 101ページ
価格: 13200円(税込)

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