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国内動画配信市場1630億円 DCAJ調べ 21年に2570億円まで成長
- 2017/4/19
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映像作品の新しいメディアとして注目される動画配信が、引き続き堅調な成長を続けている。一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、動画配信市場の調査を実施、『動画配信(VOD)市場調査レポート2017』にまとめ、このほど刊行した。
DCAJは、2016年の国内動画配信(VOD)の市場を1630億円と推定する。これは前年比で16%増、2015年に引き続き二桁成長になっただけでなく、成長率も12%増から伸びている。金額ベースでは、220億円の市場が新たに生まれた計算だ。
市場の拡大についてDCAJは、動画配信サービスの認知度が高まっていること、各事業者がサービスを向上させていること、マーケティングが深化していることを挙げた。さらにテレビ放送との連携や、ライブ配信といった新サービスの提供がユーザーの獲得に繋っているという。
また市場は、今後も拡大基調とする。各サービス事業の活発なプロモーション、テレビ向けサービスの強化、オリジナルコンテンツの拡充、さらにユーザーがネット経由での動画視聴により親しむことを理由に挙げる。3年後の2019年 に2000億円と突破、5年後の2021年には2570億円まで伸長すると見る。
デジタルコンテンツ協会は、デジタルコンテンツの発展を目的に、調査活動など実施している。「動画配信(VOD)市場調査レポート」もそのひとつで、2013年から毎年、市場動向を追ってきた。
2017年は市場調査に加えて、動画配信関連ニュースをまとめた。このほか主要14社の企業動向を掲載する。また、特集として「NHKテレビ同時配信で活性化するか!?」と題した立教大学社会学部メディア社会学科砂川浩慶教授の特別寄稿も載せた。
A4 113ページで定価10000円、デジタルコンテンツ協会とSPIインフォメーションで販売。CD-ROMかダウンロードでPDFのかたちで提供する。
動画配信(VOD)市場調査レポート2017
http://www.dcaj.or.jp/project/sale/index.html