キャラクター商品事業のブロッコリーの新しい代表取締役社長に、現顧問の高橋善之氏が就任することが決まった。同社は2018年4月13日の取締役会で内定、5月25日開催される株主総会と取締役会の決議を経て正式決定する。高橋善之氏は最高執行責任者も兼任する。
一方、現代表取締役社長の森田知治氏は代表取締役会長に異動、こちらも最高執行責任者を兼任する。代表取締役2人体制での経営となる。
高橋氏は、エンタテイメント商材流通の大手ハピネット出身。1987年にハピネットの前身であるトウショウでキャリアを重ねた。2013年にハピネット・マーケティングの代表取締役社長に就任した。今年2月よりブロッコリーの顧問を務めていた。
ハピネットは2015年に第三者割当増資40億円を通して、ブロッコリーの株式を取得、持分適用法関連会社としている。今回代表取締役社長を送りだしたことで、経営のブロッコリー主導が強まりそうだ。
ブロッコリーは4月13日には、2018年2月期の通期決算も発表している。2期連続の減収減益の厳しい決算となった。
連結売上高は54億1000万円(5%減)、営業利益は5億8100万円(17.8%減)、経常利益は5億9400万円(18.4%減)、当期純利益は4億500万円(15.5%減)。「うた☆プリンセスさまっ♪」シリーズのグッズ販売が前年を下回った。一方で『PRINCE CAT』の関連商品がヒットした。