エンタテイメント商材の中間流通最大手ハピネットは、2022年2月9日に22年3月期第3四半期の決算発表をした。売上げ、利益とも前年同期を上回る好調は業績になった。
連結売上高は2204億8800万円(9.7%増)、営業利益は52億9300万円(23.4%増)、経常利益は55億1900万円(26.7%増)、当期純利益は35億3200万円(28.4%増)である。
なかでも伸びが大きかったのは、玩具事業とアミューズメント事業だった。玩具事業は「ポケモンカードゲーム」などのトレーディングカード、一番くじが好調で、苦戦した低年齢層向けの一般玩具の苦戦をカバーした。売上高は837億4900万円(15.3%増)、営業利益は31億9600万円(13.4%増)だ。
アミューズメント事業はカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店拡大が大きかった。カプセル玩具販売が好調でカードゲーム商品も回復した。売上高は172億6900万円(34.1%増)、営業利益は10億7400万円(103.8%増)だ。
映像音楽事業は自社独占流通作品のパッケージが好調だったが、出資映像作品の投資損失が発生し利益面ででは前年を小幅下回った。売上高は519億5100万円(5.7%増)、営業利益は5億9700万円(1.0%減)だった。
ビデオゲーム事業の売上高は675億1700万円(1.9%増)、営業利益は13億7600万円(3.8%増)。Nintendo SwitchとPlayStation5のハード需要が高いことに加えて、「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」のヒットも大きかった。