- Home
- テレビ/配信/映像ソフト, ニュース
- Happy Elementsが日中同時展開のオリジナルアニメ企画発表 2018年7月放送開始
Happy Elementsが日中同時展開のオリジナルアニメ企画発表 2018年7月放送開始
- 2018/3/25
- テレビ/配信/映像ソフト, ニュース
中国・北京にグループ本社を持つHappy Elementsグループが、日中共同制作のオリジナルアニメ『Phantom in the Twilight』の製作を発表した。日本では2018年7月からテレビ放送を開始する。また日本だけでなく中国でも展開する。アニメの人気が高い2ヶ国の市場をターゲットのした。
作品の舞台はイギリス・ロンドンの謎めいた喫茶店カフェ・フォービドゥン。従業員はイケメン揃いだが、いずれも吸血鬼や人狼、キョンシーなど人ならざるものだった。そこに迷い込んだ少女バイルーが主人公となる。
Happy Elementsは、『あんさんぶるスターズ』といったスマホアプリゲームで若い女性に人気高い。そうしたノウハウがオリジナルでも活かされる。
アニメーション制作はライデンフィルム、監督には『ユーリ!!! on ICE』の演出の森邦宏、キャラクター原案に左など、実力派が参加する。
Happy Elementsグループは、中国に本社を持つゲームやキャラクター企業。近年、日本へのアニメ進出が注目されるテンセントやアイチーイーといった巨大なIT企業に較べると事業規模は必ずしも大きくない。
しかし、創業間もなくから、日本に開発拠点を構え国内ユーザー向けにゲームを開発、いくつものヒットタイトルを生み出すなど、日本マーケットを重視してきた。アニメ分野でも、2016年にオリジナル企画『アイドルメモリーズ』を手がけて、のすでに実績を築いている。日本での存在感は大きい。
さらに今回の企画にあたっては、日本のアニメビジネスをよく研究していることが窺われる。7月の放送に向けてコミカライズの展開と、商品展開がすでに決まっている。
放送に先立って、3月25日よりLINEマンガにて、スピンオフマンガ『Phantom in the Twilight』の無料連載を開始した。アニメのストーリーの前日譚となるという。ユーザーの多いLINEマンガにて、認知度を高めることを目指す。
関連商品では、アニメイトグループのムービックが連動する。放送開始と同じ7月よりアニメイトでグッズ展開。こちらもキャラクター販売の大手とビッグプレイヤーと手を組み、タイミングを合わせたビジネスとする。
さらにメインキャストには、花澤香菜、櫻井孝宏、岡本信彦、杉田智和と人気声優が並んだ。日中のアニメファンへのアピール要素になるだろう。
Happy Elementsグループでは、この他にも自社のスマホアプリゲームのアニメ化も進めている。2018年2月には『ラストピリオド』のアニメ化プロジェクトが発表されたばかりだ。『メルクストーリア』のアニメ企画も進めている。またアニメプロジェクトの延期が発表されていた『あんさんぶるスターズ!』も、制作体制と製作委員会を一新する共に再始動した。
複数のアニメ企画が同時進行するなかで、Happy Elementsグループの日本アニメにおける存在感が今後より拡大しそうだ。
『Phantom in the Twilight』
http://phantowa.com/
原作:Happy Elements
監督:森邦宏
シリーズ構成: 丸戸史明・矢野俊策
ストーリー: 丸戸史明
世界設定: 矢野俊策
キャラクター原案: 左
キャラクターデザイン: 山下恵
クリーチャーデザイン: Zトン
デザインワークス: 大島美和・森木靖泰・亀谷響子
メインアニメーター: 植田均
アクション作画監督: 和田大
美術設定: 吉崎正樹
美術監督: 永吉幸樹
色彩設計: 小野寺笑子
撮影監督: 阿部安彦
編集: 梅津朋美
音響監督: 明田川仁
音響制作: マジックカプセル
音楽: TOMISIRO
音楽プロデューサー: 木戸文祥
エグゼクティブプロデューサー: 頼嘉満
プロデューサー: 萩原猛・李晴宁・星野万里・平澤直
アシスタントプロデューサー: 张晓茜・杨祎臣・劉陽
アソシエイトプロデューサー: 久保勝範
スーパーバイザー: 太田克史
プロダクションマネージャー: 里見哲朗
アニメーションプロデューサー: 橋本淳至
アニメーション制作: ライデンフィルム
製作: Happy Elements Asia Pacific 株式会社