小説「銀河英雄伝説」、IGグループのマッグガーデンがソフトカバー版発売

小説「銀河英雄伝説」

 2018年4月からテレビ放送がスタートするアニメシリーズ『銀河英雄伝説 Tie Neue Thes』の田中芳樹による原作小説が、新しいかたちで出版される。IGポートのグループ出版社マッグガーデンが、テレビ放送に合わせて2018年4月より刊行する。第1巻『黎明編』を4月21日に発売。シリーズ全10巻が順次リリースされる。
 本作は現在、東京創元社から文庫版が発売されている。一方新しいマッグガーデン版はB6判ソフトカバーで、より大きなサイズとして読みやすくする。またカバーイラストには、『銀河英雄伝説 Tie Neue Thes』のキャラクターデザインの菊地洋子を起用した。発売時期も含めて、アニメとの連動を高める。アニメで作品を知る新たな『銀河英雄伝説』のファンの取り込みを目指す。

『銀河英雄伝説』は、作家・田中芳樹が1982年から執筆を開始したスペースオペラ。銀河系全体を舞台に繰り広げる壮大なストーリーが人気を博している。累計販売数は1500万部突破の大ベストセラーである。1988年からはアニメシリーズの制作が始まり、本伝110話、外伝52話、長編3本が誕生した。
『銀河英雄伝説 Tie Neue Thes』は、物語の始まりから再び描く新たなアニメ化になる。2018年4月から6月までファーストシーズンをテレビ放送、その後、セカンドシーズン12話を3章に分けて劇場上映することが決まっている。テレビと映画館を巧みに使い分けるウィンドウ戦略も注目されている。

 もうひとつビジネス面での大きな話題は、製作の中核をIGポートグループのプロダクション I・Gが担っていることだ。これまでのテレビアニメは、映像ソフトメーカーを中心にした製作委員会が製作・マネジメントをすることが多かった。
 しかし、『銀河英雄伝説 Tie Neue Thes』では、プロダクション I・Gと映画会社の松竹が出資、ビジネスの中核をプロダクション I.Gが担当する。アニメーション制作会社自身が周辺ビジネスを含めた全体を統括する。
 IGポートグループにとっては、2018年、19年の最も重要な作品のひとつと言っていいだろう。同時に、ライセンスや周辺ビジネスの開発にどれだけ手腕を発揮できるかが問われる。
 マッグガーデンの原作小説刊行は、そうしたIGポートのグループ力を活かした試みとなる。アニメの人気を原作につなげて、それを刊行するマッグガーデンの売上も伸ばす。さらにアニメのキャラクターイラストを用いた書籍が書店に並ぶことで、アニメの認知度を向上させる。4月に向かって、プロジェクトのアクセルがかかっている。

『銀河英雄伝説 Tie Neue Thes』 公式サイト
http://gineiden-anime.com/

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