TOHOシネマズは、今春オープンするシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日比谷」の開業日を2018年3月29日と発表した。春のスタートと共に大型シネコンがスタートする。
開業日と共に、劇場の施設の概要も発表した。プレミアをコンセプトに、現在求められる最上級の設備を集め、13スクリーン約2800席の量と共に質でも群を抜いた旗艦施設であることが判る。
都内最大級という規模、銀座や丸の内、日比谷公園にも近い立地、さらに最新設備の導入とアピールポイント満載だ。大型シネコンの相次ぐ登場で集客競争も過熱する都内のシネコンだが、TOHOシネマズ日比谷が、さらに大きな変化を巻き起こすのは間違いないだろう。
TOHOシネマズ日比谷は、隣接するスカラ座、みゆき座を一体運営することで都心とは思えない13スクリーン約2800席を実現する。しかも、ロビーは日比谷公演を一望できるという贅沢な空間だ。
さらに贅沢なのは、「プレミアムシアター」と名付けられた459席の最大スクリーン。壁一面に広がった巨大スクリーンTCXに、コンサートホール並みの音響を実現するカズタムオーダーメイドスピーカーシステムを設置する。客席にはリクライニングのラグジュアリーシート、セミプライベートな空間を実現するプレミアボックスシートも用意する。
また舞台装置も導入するとしているから、映画館というよりも劇場の言葉が相応しい。TOHOシネマズは東宝グループの本社の目の前に建てられていることもあり、プレミアムシアターでは完成披露やフェスティバル、授賞式のようなプレミアムイベントにも活用されそうだ。
大型スクリーンは、このほか397席のスクリーン5がTCX、341席のスクリーン4はIMAXが仕様となる。音響ではDolby Atmosがスクリーン5、スカルプトサウンドシステムがスクリーン6と9など、こちらも様々なカスタムスピーカーが備わる。
近年、都内を中心に大型シネコンを相次いで建設するTOHOシネマズだが、なかでも日比谷は特別な場所になる。同時に、今後の新しい映画館のありかたを示す存在とも言えそうだ。