映画のまち「福生」を歩く 樋口、尾上、原口の三監督がアニメキャラになって登場


 東京西部の郊外に位置する福生市は、数々の映画のロケ地になった隠れた映画のまちである。在日米軍横田基地に隣接することから、古くからアメリカの文化の香りも漂う独特の雰囲気を生みだしてきた。
 そんな市の魅力を紹介するべく福生市が、このほど新たなショートアニメを制作した。2017年1月に公開した福生PRアニメ『Tokyo SAKE Brewery』に続く第2弾にあたる。
『映画監督とぶらり!まち歩き』と題した5分あまりの作品には、なんと樋口真嗣、尾上克郎、原口智生の3人の映画監督がアニメのキャラクターになって登場するのだ。

 ショートアニメは、12月4日にYouTubeにて公開された。冒頭はドラマのロケ地の撮影に困った若手アシシタントデイレクターが、樋口監督、尾上監督に相談するというもの。すると福生市を紹介され、さらに市内に昔工房を持っていた原口監督と一緒に市内巡りをするストーリーが繰り広げる。
 アニメには軍基地周辺ベースストリートや、戦後すぐに建てられたアメリカンハウス、日本酒の蔵元、さらに『シン・ゴジラ』の舞台にもなった茶室などが登場する。著名監督とアニメを通じて、親しみやすく福生の魅力を伝え、そこには福生の意外な姿が描かれる。監督たちの可愛いキャラクターもみどころで、アニメファンにも映画ファンにも楽しめる1本だ。

 さらに福生市では、アニメ制作では伝えきれなかった監督たちの話をテキストの記事にして、市のサイトにも紹介している。記事は「監督ぶらりまち歩き篇」「監督鼎談」の2パートから構成し、それぞれまち歩きの様子、そしてまち歩き後の3人のトークとなっている。
 ぶらりまち歩き篇では、原口監督の想い出や、福生市の魅力を映したたっぷりの写真が楽しめる。また鼎談では、映画『シン・ゴジラ』撮影の裏話、さらに映画監督の見たロケ地のありかたなども語られている。アニメと一緒に楽しめば、福生のまちへの理解も深まりそうだ。

福生市「映画監督とぶらり!まち歩き
■ 監督ぶらりまち歩き篇
http://www.city.fussa.tokyo.jp/sightseeing/amuse/1006966.html
■ 監督鼎談篇
http://www.city.fussa.tokyo.jp/sightseeing/amuse/1006967.html

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