東宝、2018年のラインナップ発表 細田守監督「未来のミライ」公開、「ヒロアカ 劇場版」も

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 2017年12月13日、東宝が2018年の配給ラインナップを発表した。17年11月末、12月公開作品も含めて全部で31本になる。
 数の多さももちろんだが、国内映画配給の最大手ということもあり、日中共同製作の超大作『空海―KU-KAI―』、木村拓哉と二宮和也が共演する『検察側の罪人』、ハリウッド大作『GODZILLA2』など話題を集めそうなタイトルが多く揃っている。2018年も引き続き、東宝は存在感を発揮しそうだ。
 2018年の大きな変化は作品に加えて、公開初日の設定の変更であろう。これまでは多くの映画は土曜日公開であったが、これを原則金曜日とする。ワーキングデイの週最後となる金曜日の夜は観客動員が伸びる傾向が強く、海外では金曜日の公開初日が主流だ。国内でも洋画配給を中心に金曜日公開初日はこれまでにもあった。東宝もこうしたグローバルな流れに合せることになる。

 31本のうちアニメ映画は、7本だった。12月公開の『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』を含み、定番シリーズとして毎年同じ時期に公開される『映画ドラえもん』、『映画 クレヨンしんちゃん』、劇場版『名探偵コナン』、『劇場版ポケットモンスター』で5本。さらの細田守監督の3年ぶり新作『未来のミライ』、劇場アニメ化初の『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE』である。
 このうちテレビアニメから派生しないオリジナル企画は、『未来のミライ』1本にとどまった。東宝は例年、夏シーズンは7月に『劇場版ポケットモンスター』とオリジナル企画の大作、さらに8月に1本とアニメ3本でラインナップを組んできた。
 8月のアニメは、昨年は『打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか』、一昨年は『君の名は。』とオリジナル企画であった。しかし、2018年はテレビアニメで人気が高く、原作が「週刊少年ジャンプ」で連載される『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE』がその位置を占める。

 アニメ映画7本は、近年のアニメ映画の盛り上がりが見るとやや少なく感じる。しかし、ここには中小型規模の配給を担当する東宝映像事業部の作品が含まれていない。こちらでもすでに『映画しまじろう まほうのしまの だいぼうけん』、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』が発表されている。未発表な作品もまだあるとみられ、その数は今後も増えそうだ。東宝はアニメ映画でも、引き続き存在感を発揮することになる。

東宝 ラインナップ 2018 

[アニメ]
『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』 2017年12月16日公開
『映画ドラえもん のび太の宝島』 2018年3月3日公開
『映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』 4月13日公開
『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』 4月13日公開
『劇場版ポケットモンスター 2018』7月13日公開
『未来のミライ』 7月20日公開
『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE』夏公開

[実写]
『火花』2017年11月23日公開
『DESTINY 鎌倉ものがたり』2017年12月9日公開
『未成年だけどコドモじゃない』2017年12月23日公開
『嘘を愛する女』2018年1月20日公開
『祈りの幕が下りる時』1月27日公開
『空海―KU-KAI―』 2月24日公開
『坂道のアポロン』3月10日公開
『ちはやふる -結び-』3月17日公開
『いぬやしき』 4月20日公開
『となりの怪物くん』4月27日公開
『ラプラスの魔女』5月4日公開
『のみとり侍』5月18日公開
『恋は雨上がりのように』5月25日公開
『OVER DRIVE』6月1日公開
『羊と鋼の森』6月8日公開
『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-(仮)』 7月27日公開
『検察側の罪人』 8月24日公開
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』 8月31日公開
『累-かさね-』9月7日公開
『響-HIBIKI-』秋公開
『散り椿』9月28日公開
『億男』秋公開
『マスカレード・ホテル』2019年公開
『GODZILLA2(仮)』2019年公開

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