日本の大手音楽会社アミューズとランティス2社のフランス法人が、パリ市内に日本カルチャーの発信を目的とした拠点を作る。アミューズとランティスの現地法人アミューズランティス・ヨーロッパ(AmuseLantis Europe S.A.S.)は、2017年12月1日に、市内有数のターミナルステーションであるシャトレ・レアル駅内に日本カルチャーを紹介する店舗「J-POP FORUM」を期間限定オープンした。
「J-POP FORUM」は、日本のポップカルチャーをテーマにしたコンセプトショップとなる。店内では日本のアーティストやアニメ、キャラクターを紹介。さらにその関連グッズを並べることで、来店者の関心を販売につなげる。
アミューズランティス・ヨーロッパは、2016年にアミューズと、バンダイナムグループの音楽会社であるランティスが共同出資で設立した。アーティストの海外ライブ事業に経験があるアミューズ、日本のアニメ音楽を中心に海外事業を目指すランティスが手を組むことで、ヨーロッパでのビジネス拡大を狙った。
これまでにアニソンライブなどの活動をしてきたが、この冬からは新たにトレンド発信型のショップの運営に乗り出す。日本カルチャーに対する現地のニーズを掴む。
ショップが設置されるシャトレ・レアル駅は、いくつもの鉄道、地下鉄の路線が重なる大型ターミナル駅。ルーブル美術館やシテ島、サントノーレ通りにも近い、文字どおりのパリ中心部となる。またヨーロッパ最大の地下街としても知られる商業拠点でもある。
日本カルチャーをコンセプトにした店舗は、これまでにもフランス国内にもあった。しかし、今回のように多くの人が行き交う駅の中にショップを設置するのは新しい試みだ。アイキャッチ効果も高く、企画の目新しさと日本アニメの個性が重なることで、より強いイメージをパリっ子に送り届けることになりそうだ。
アミューズ、ランティスによれば、J-POP、日本カルチャーは、フランス・パリで関心が高い。そこで多く人がこれらに関連するグッズを実際に手に取れる場を作ることで、商品、そして日本文化をアピールする。
さらに日本カルチャーへのニーズの把握を目指す。そこから日本カルチャーのファンの拡大を目指す。
「J-POP FORUM(ジェーポップフォーラム)」
2017 年12 月1日オープン
フランス・パリ シャトレ・レアル駅構内
運営︓ AmuseLantis Europe S.A.S.