IGポートがデジタル出版子会社を設立 社長はマッグガーデン出身の編集者

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 アニメやマンガ事業のIGポートが、マンガのデジタル出版を強化する。2017年10月20日、同社取締役会にて、コンテンツの電子配信サービス事業の株式会社リンガ・フランカ(仮)の設立を決議した。
 新会社は資本金7500万円、11月1日の設立を予定している。全額をIGポートが出資、同社の完全子会社となる。本社も東京武蔵野市中町にあるIGポートやプロダクション I.Gと同じ住所としている。
 代表取締役には、マッグガーデンで『魔法使いの嫁』の『とつくにの少女』などのヒット作を手がけた新福恭平氏が就任する。『魔法使いの嫁』は累計450万部を超える大ヒットマンガで、2016年からOVAでアニメ化、2017年からはテレビアニメシリーズもスタートしている。代表取締役の新福氏は現在30歳、近年新設したアニメ子会社と同様に若手の登用で新規ビジネスの拡大を狙うことになる。

 IGポートは1987年に設立し、今年で30周年を迎えるアニメ会社である。アニメ製作の中核になるプロダクション I.Gのほか、ジーベック、若手を中心に近年設立されたWIT STUDIOやシグナル・エムディをグループ会社とする。 
 2007年にはマンガ出版を得意とするマッグガーデンも子会社化している。昨今は同社のヒット作からのアニメ化、映像化も増え、シナジー効果を発揮している。

 マッグガーデンは、マンガ雑誌「月刊コミックガーデン」を刊行するほか、他のマンガ出版社に先駆けてウェブでのマンガ展開に積極的に取り組んできた。現在はウェブコミック誌やコミックサイトなどを運営する。一方で、デジタル出版では、スアホアプリを活用した新形態のマンガや媒体も増え、作品のリリースのかたちも内容も急変化を遂げている。
 IGポートはリンガ・フランカについて、拡大する電子メディアへのニーズを考えた事業による収益拡大を目指すとしている。新しい環境に対応した新しいビジネスの創出が、リンガ・フランカに求められているといえそうだ。

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