10月スタート「Dies irae」 12話までTV放送、13話~18話は配信限定

アニメ『Dies irae』

 この10月よりテレビ放送、配信がスタートする新作アニメ『Dies irae』が、これまでと違った変則的なリリースをすることが分かった。シリーズを全18話で構成、第1話から12話まではテレビ放送と配信で、13話以降18話までは配信のみでの展開となる。
 テレビ放送は2017年10月6日(金)25時5分からのTOKYO MXが最速になるが、配信でもAbemaTV の新作TVアニメchで同時刻からスタートする。全国どこでも、最も早く番組を観るチャンスがある。その後はテレビではBS11、AT-X、配信ではdアニメストア、Amazonプライム・ビデオ、DMM.com、U-NEXT、アニメ放題、ニコニコ動画を予定している。幅広い視聴の獲得を目指す。

 テレビアニメでは4半期ごとを基準に1クール(12話~13話)、あるいは2クール(24話~26話)で構成されることが多い。しかし『Dies irae』は、それを全18話とあまりない長さにした。その長さを実現したのが、テレビ放送と配信を組み合わせたリリース形態である。
 近年、映像配信プラットフォームによるオリジナルアニメ製作が注目をされている。しかし、配信限定のオリジナルタイトルは、テレビ番組に較べて広い認知度の獲得が難しい。それは新作アニメが目指す映像ソフトやキャラクターグッズの販売、イベントや音楽などの展開を縮小させてしまう。このため現在でも多くのアニメは、まずテレビ放送と配信を組み合わせる。

 しかし『Dies irae』では、前半の2/3とすることでテレビアニメとしての知名度と話題性が獲得できる。残り1/3は配信のみで視聴者を引き継ぐ。
 これによりテレビ放送のための放送枠を維持するスポンサー費用が不要になる。さらにウェブ独占コンテンツになることで、配信会社にとっては通常以上に魅力的な作品になるだろう。特に最速配信独占となるAbemaTVにもメリットも大きい。

 『Dies irae』はゲームメーカlightが2007年に発売した人気タイトル『Dies irae -Also sprach Zarathustra-』をアニメ化した。
 2017年にアニメ化に向けたプロジェクトのクラウドファンデイングを実施したところ、当時で国内クラウドファンディング最高額となる9656万円を集めた。高い人気を背景にアニメ企画は、テレビアニメシリーズとより大きなプロジェクトにつながった。

テレビアニメ『Dies irae』
http://diesirae-anime.com/

関連記事

ピックアップ記事

  1. 原恵一監督 インタビュー
     2017年10月25日~11月3日まで、第30回東京国際映画祭が開催される。近年、映画祭の中で大き…
  2. アニメーションブートキャンプ 2017
     アニメーション制作の第一線で活躍するプロのもと、業界を目指す学生が4日間の合宿で技術を学ぶ「アニメ…
  3. 「デジタルコンテンツ白書2017」
     ますます変化の動きを早くしているコンテンツ産業を一望する書籍として活用されている「デジタルコンテン…
ページ上部へ戻る