「銀魂」中国公開、初週末興収10億円超える 実写邦画史上1位に

映画ビジネスのニュース

 2017年9月1日(金)に中国全国公開となった映画『銀魂』が、堅調なスタートを切った。中国全土で8000館規模での上映となったが、1日から3日までの初週末の興行収入は現地の中国票房によれば6139万元、日本円では10億3000万円を超える数字となった。
 週末興収ランキングでは、同じく9月1日が公開日となったクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』には引き離されたが、2位の好発進となった。中国映画史上最大のヒットを続ける『戦狼2』、2週目となったフランスのSF大作『ヴァレリアン』を上回った。

 2017年に入り、日本映画が中国で公開されるのは、『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』に続き3本目になる。実写映画の中国公開は2016年9月の『寄生獣』以来、1年ぶりとなる。
 国内では7月14日に全国公開し、興行収入36億円を超える大ヒットしただけに、期待作として中国での成果が期待されている。結果はスタート3日間で、実写邦画で中国過去最大のヒット『寄生獣』の4835万ドルを大きく超えた。
 今後の数字の伸びは、中国の映画興行収入は初週に大きく偏重する傾向が強いことから2016年の『君の名は。』、2015年の『STAND BY ME ドラえもん』を超えるのは難しそうだ。2017年で現在最高の『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の1億4890万元を超えるかが、当面の目標となる。

 中国では夏シーズンは、国産映画を重点的に劇場上映する。このため日本映画を含む海外映画は例年秋以降に集中する傾向が大きい。
 9月15日からは、日本の劇場アニメとしては今年3本目となる『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が、『刀剑神域-序列之争-_』のタイトルで上映される。こちらも国内では2月に公開され、興行収入は25億円を超えた。中国でもとりわけ人気の高い作品でもあり、大きな期待がかかる。

関連記事

ピックアップ記事

  1. アニメーションブートキャンプ 2017
     アニメーション制作の第一線で活躍するプロのもと、業界を目指す学生が4日間の合宿で技術を学ぶ「アニメ…
  2. 「デジタルコンテンツ白書2017」
     ますます変化の動きを早くしているコンテンツ産業を一望する書籍として活用されている「デジタルコンテン…
  3. オーライタロー氏、樋口真嗣氏
     生頼範義の大規模な回顧展が、2018年1月6日から2月4日まで東京・上野の森美術館で開催される。2…
ページ上部へ戻る