女性向けの恋愛アプリゲーム『ときめきレストラン☆☆☆』が、劇場アニメ化される。2018年に『劇場版ときめきレストラン☆☆☆ MIRACLE6』として全国公開を予定する。
アニメ化は今回が初となるが、アニメーションディレクターに『のだめカンタービレ』や『美少女戦士セーラームーンCrystal デス・バスターズ編』の今千秋、キャラクターデザインに『戦国BASARA』の大久保徹と気合のはいった布陣だ。アニメーション制作は、プロダクション I.Gとなる。アプリゲームのアニメ化は少なくないが、スタートにテレビアニメでなく劇場アニメを選ぶのは珍しい。
映画の配給は、アスミック・エースが担当する。アスミック・エースの劇場アニメ配給は2016年9月に『planetarian〜星の人〜』の以来となる。同作は小規模公開にも関わらず、スマッシュヒットを実現した。
アスミック・エースは、映画製作・配給、映像ソフトの制作・販売、配信などのエンタテイメント企業で、アニメでは2000年代後半のノイタミナなどで活躍した。近年、再びアニメビジネスに力を入れており、NHKで放送中の『3月ライオン』などの製作にも参加している。
『ときめきレストラン☆☆☆』は、コナミデジタルエンタテイメントが開発、2013年にサービスをスタートした。14年からはコーエーテクモゲームスが運営している。4年以上にわたり人気を維持するヒット作品である。
ユーザーはレストランを運営しながら、店に訪れる2組6人の男性アイドルと交流を深める。ふたつの要素を楽しめるのが特徴となっている。
今後、6人のアイドルを中心に、幅広いメディア展開を目指す予定だ。CDや書籍、グッズの発売、さらに遊園地やカフェとのコラボレーション、VRライブも視野に入れる。劇場アニメ化は、プロジェクトのなかのフラッグシップとなりそうだ。
『劇場版ときめレストラン☆☆☆ MIRACLE6』
http://tokires-movie.com/