バンダイホビーセンター新館が稼働、拡大するガンプラ海外需要に対応

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 バンダイナムコホールディングスのグループ会社BANDAI SPIRITSは、静岡県静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内にプラモデル生産の新工場「バンダイホビーセンター新館」を建設した。2020 年11月30日に竣工、12月1日より稼働開始した。
 同社の代表的な玩具であるガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)などの生産能力が大幅に強化される。バンダイホビーセンター新館は平屋で1488 ㎡、新たに本館となった旧バンダイホビーセンターを含めて160名が働く。

 BANDAI SPIRITSは玩具大手バンダイのハイターゲット向け事業部門とバンプレストの景品事業部門をスピンオフするかたちで、2018年に設立された。ハイターゲット向け玩具、プラモデル、フィギュア、景品、雑貨などを得意とする。
 1980年に生産・販売を開始したガンプラはこれまでに約 4,500 種類を発売、累計7億個以上(ガンプラリアルシリーズ5億2580 万個、SD シリーズ1億7440万個)が出荷されている。2020年で40周年を迎えるロングセラー商品でもある。
 近年はテレビ放送・配信などで、ガンダムのブランドは海外に広がりつつある。また流通体制の整備から海外でのガンプラ販売は大きく伸びている。
 現在は年間販売額の 5 割が海外となり、グローバルに市場を拡大している。今後の中国と北米の巨大市場での成長を念頭に中長期的に安定した生産体制を整えるのも、新館建設の目的だ。

 バンダイホビーセンターの2019年度の生産は3126万個だが、新工場の稼働でこの約 1.4 倍の生産が可能になる。
 BANDAI SPIRITSはガンプラ以外にも、『ドラゴンボール』、『宇宙戦艦ヤマト』、『ウルトラマン』、『ワンピース』、『ポケットモンスター』などさまざまなキャラクタープラモデルを展開している。有力キャラクターが多いのは、バンダイナムコグループならだ。
 
BANDAI SPIRITS https://www.bandaispirits.co.jp/

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