東京・新宿区市ヶ谷に、日本のアニメ文化を発信する新たな施設「東京アニメセンター in DNPプラザ」が2017年10月28日にオープンする。一般社団法人日本動画協会と大日本印刷と協業し、実現する。
センターが置かれるDNPプラザは、大日本印刷が暮らしのアイディアを実現する施設として運営している。このうち地下一階部分を新たにin DNPプラザ」として活用する。
日本動画協会は、日本のアニメ製作者とアニメ関連ビジネスに携わる企業から構成されたアニメの業界団体で、アニメ産業の発展を目指している。大日本印刷も準会員として入会している。大日本印刷は印刷技術と情報技術を活用したコミュニケーションを目指しており、アニメを通じた情報発信もその一環になりそうだ。
日本動画協会は2006年3月から2017年7月まで、事務局を東京・秋葉原のUDXビルに構えていた。また事務局の隣接するスペースに、日本のアニメの世界発信を目的に「東京アニメセンター」を、長年、設置していた。国内外から年間約20万人が訪れる人気スポットになっていた。
2017年の事務局移転を期に秋葉原の施設を2017年7月で終了した。「東京アニメセンター in DNPプラザ」はその後継施設との位置づけになる。かたちを変えながらではあるが、10年以上にわたる活動を継続することになる。
「東京アニメセンター in DNPプラザ」は、JR、東京メトロ、都営地下鉄市ヶ谷駅から徒歩圏の便利な場所となる。展示施設は460㎡と秋葉原の施設から大幅に拡大するなど、今後の活動が期待される。
施設内では、アニメ制作会社と連携した展示企画を実施する。DNPが開発するVRやARといった技術を用いてアニメの原画などを展示する予定だ。新時代の展示を体験となる。さらにワークショップの開催、グッズの販売もする。
入場は無料、開館は11時から20時まで、毎週火曜日と年末年始は定休日となる。
東京アニメセンター http://www.animecenter.jp
DNPプラザ http://plaza.dnp
日本動画協会 http://aja.gr.jp