ロシア企業に日本アニメ展開、VIPOがマッチングイベント開催

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 日本アニメは今やグローバルで視聴され、そのビジネスは世界各地に広がる。それでも作品の人気に較べて、正規ビジネス展開が遅れている地域は少なくない。
 そうした地域のひとつロシアでの日本アニメビジネス拡大をVIPO(映像産業振興機構)がサポートする。VIPOはロシアの映画関連会社(放送局・配信・配給)と日本のアニメ企業を結びつける「ロシアコンテンツマーケット ビジネスマッチング」を2021年2月25日(木)、26日(金)の2日間、オンラインにて開催する。

 イベントは経済産業省の「令和2年度コンテンツ海外展開促進事業」の一環として実施するものだ。VIPOはこれまでも国内外のコンテンツ企業のマッチングイベントを多く開発してきたが、今回は日本のアニメを中心とした映像コンテンツ、ロシアの映像メディアにフォーカスする。
 ロシア側からは、ケーブルテレビチャンネルの「FAN TV」、映画配給の「VOLGAFILM」、動画配信の「AMEX Media」と「Kinopoisk」、配給、・ローカリゼーション・吹き替え制作もする「ISTARI COMICS」、そして現在調整中の合計6社が参加する予定だ。ロシア企業はいずれも日本コンテンツに高い関心を持つとのとだ。

 日本からの参加企業は1月15日まで募集中である。参加費は無料、募集数は10社(予定)、新作アニメ、旧作アニメ、長編アニメ、それに商品化も含めたビジネスマッチングを想定している。
 詳細スケジュールは、参加企業決定後に調整。ミーティグはロシアとの時差を考えた時間帯に行う。ミーティングは英語が基本となり、通訳は用意されない。

「ロシアコンテンツマーケット ビジネスマッチング」特設サイト
https://russiamatching.vipo.or.jp/

開催日: 2021年2月25日(木)・26日(金)
開催場所: オンライン開催

[参加ロシア企業]
・AMEX Media(VOD配給)
・FAN TV(ケーブルテレビチャンネル)
・Kinopoisk(VODプラットフォーマー)
・VOLGAFILM(映画配給)         
・ISTARI COMICS(配給/ローカリゼーション/吹き替え制作)
(1社調整中)

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