「ロード・オブ・ザ・リング」アニメ映画化、監督に神山健治、世界公開目指す

ロード・オブ・ザ・リング-ザ・ウォー・オブ・ロヒアリム-

 国境を越えたビッグなアニメプロジェクトが明らかになった。2021年6月11日、米国のメディアコングロマリットのワーナーメディアは、J.R.R.トールキンのファンタジー『指輪物語』のアニメ映画化を発表した。
 タイトルは『ロード・オブ・ザ・リング-ザ・ウォー・オブ・ロヒアリム-』、『指輪物』に登場する中つ国第3紀に活躍したローハンのヘルム王の物語を描く。
 製作には同作の劇場映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『ホビット』3部作の6作品を製作したニュー・ライン・シネマ、そしてワーナー・ブラザース・アニメーションが参加する。また監督は日本の神山健治が決定している。
 プロデュースには『ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジデンス』のジェフリー・アディス、日本のSola Entertainmentのジョセフ・チョウ。脚本はやはり『ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジデンス』に参加したウィル・マシューズ、実写版脚本のフィリッパ・ボウエンもコンサルタントとして参加する。リリース時期は明らかにされていないが、世界公開を目指す。

 『指輪物語』のアニメーション化は、1978年にラルフ・バクシが監督した『指輪物語』、1980年のランキン・バス・プロダクションのテレビ映画以来となる。ランキン・バス・プロダクション版は、スタジオジブリの前身となるトップクラフトが制作したことでも知られる。
 30年以上ぶりのアニメーションとなるが、題材は新しい。映画の舞台となるローハンは、『ロード・オブ・ザ・リング』にも登場したゴンドールの北にある人間の王国である。エルム王の物語は映画や原作では多くは語られていない部分で、どのようなストーリーになるか関心を呼びそうだ。

 監督に起用された神山健治は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『東のエデン』といった作品があり、日本を代表するアニメ監督である。最近は荒牧伸志監督と共同監督を務める『ULTRAMAN』、『攻殻機動隊 SAC_2045』と『ブレードランナー:ブラック・ロータス』(21年リリース予定)と話題作を次々に手がける。さらにWOWOWとの長編アニメも予定と多忙だ。
 近年は日本アニメの海外での人気の広がりから、日本アニメ。マンガ原作の海外実写化が注目されている。一方で海外のヒット映画やドラマシリーズをスピンオフしたアニメでの映像化が盛り上がっている。今回の『ロード・オブ・ザ・リング-ザ・ウォー・オブ・ロヒアリム-』もそのひとつになるが、その枠組みの大きさからかなりの大作になりそうだ。

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