ポニーキャニオンが新設アニメスタジオと業務提携 2026年に劇場公開目指す

STUDIO DOTOU

 音楽・映像の大手ポニーキャニオンが、2024年7月に設立されたばかりのアニメスタジオSTUDIO DOTOU(スタジオ怒濤)と業務提携を結んだ。ポニーキャニオンは、STUDIO DOTOUが2026年春公開を目指して制作中の劇場オリジナルアニメ『KILLTUBE』のビジネスにも参画する。
 STUDIO DOTOUは、CHOCOLATE Inc.、KASSEN、WACHAJACKの映像・クリエイティブの新興3社が共同で2024年7月4日に設立した。各社の専門分野を活かしつつ、これまでのアニメ業界の慣習や垣根を越えた新しい作り方を目指す。さらにそこでの経験を公開することで、作品づくりの可能性を広げるという。
 ポニーキャニオンは4月に発表された『KILLTUBE』のパイロットフィルムをきっかけに、3社と話を開始、STUDIO DOTOUに企画参画することになった。

 劇場アニメ『KILLTUBE』は、CHOCOLATE Inc.のチーフコンテンツオフィサーでもある栗林和明を監督にCHOCOLATE Inc.が主体となり2026年公開を目標に製作を進めている。
 江戸幕府による鎖国が2026年まで続いている仮想の日本を舞台に、牢獄で出会った3人が動画配信プラットフォーム「KILLTUBE」での決闘で勝利を掴む同時に、そのシステムに隠された事実を知ってしまうという物語だ。レトロな雰囲気を持ちつつサイバーパンク思わせる世界観が印象的だ。原作から開発する完全オリジナル作品であるのも特徴になっている。マンガや小説、ゲームなどを原作にした作品が主流な現在のアニメ業界に一石を投じる。
 製作発表では「劇場アニメ制作」を実験場としていくつもの提案をし、さらにその協力者を募っている。企画から制作にあたり、ファンを巻き込んだ新しいマーケティング手法が注目されている。STUDIO DOTOUは、このアニメーション制作を担当することになる。

 CHOCOLATE Inc.は2017年に設立したブランディングや映像制作の企業。コマーシャルやミュージックビデオ、プロモーション映像で数々の話題作を作ってきた。
 KASSENも2020年に立ち上ったばかりのベンチャースタジオで、VFXを中心に企画やディレクション、アニメーション、編集、撮影、カラーグレーディングな幅広い制作業務を手がける。WACHAJは2018年に設立、コンセプトアート制作を得意とし、国内外のアーティストをつなげるハブの構築を目指してきた。
 STUDIO DOTOUは、若い3社が手を組むことで従来の枠組みと異なる新しい作品作りをする。『KILLTUBE』がその第1弾として制作の求心力を発揮しそうだ。

STUDIO DOTOU 
https://www.dotou.jp/  

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