西尾維新のデビュー作「クビキリサイクル」アニメ化 OVAで全8巻、毎月発売


アニプレックスは、人気作家・西尾維新が2002年、20歳の時にデビュー作として書いた『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』のアニメ化を明らかにした。西尾維新が原作の「物語」シリーズ最新劇場映画『傷物語〈II 熱血篇〉』の8月20日全国公開に合わせた発表である。
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は、西尾維新の「戯言」シリーズのスタートにもなっている。このシリーズは全6作9巻から構成され代表作のひとつになっている。
西尾維新の他作品でも制作にあたったシャフトがアニメーション制作を担当。OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)としてBlu-rayとDVDで全8巻を予定する。まず第1巻を10月26日に発売、それ以降も、毎月新巻が発売される。

西尾維新は独特の言葉づかいで、若者たちから高い人気を誇る。アニメ化は2009年の『化物語』がダ一作、その後も多くの作品がアニメ化された。「物語」シリーズでは、アニメーション制作のシャフトのエッジの効いた映像と、西尾維新の作風が見事に重なり、人気に拍車をかけた。
アニプレックスのマーケティング・プロモーションも作品の話題性、エンタテイメント性を広げるのに一役買っている。多くのサプライズを重ねることで、作品とファンの一体感を引き上げる。

作品のリリース方法もそのひとつである。テレビアニメで始まった「物語」シリーズは、このほかテレビスペシャルや、インターネット配信とテレビの同時放送、アプリのみの限定配信、そして劇場アニメと様々なかたちでリリースされている。それは作品を届ける最適な方法を探る作業にも見え、同時にファンを飽きさせない仕掛けにもなっている。
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』のOVAでの展開も、そうした試みのひとつになりそうだ。テレビアニメや劇場映画、イベント上映、インターネットト配信先行、小説やマンガとセットにしたバンドル型の商品など様々なリリースが溢れる中で、映像ソフトの発売から始まるOVAは現在はやや古くさく見える。それを敢えて打ち出し、しかも全8巻の大型シリーズとする。『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、アニプレックスが何を狙い、どういった成果をだすのかが注目だ。

アニメ『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』 http://zaregoto-series.com

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