国内最大の国際映画祭である東京国際映画祭のクロージングに、話題のアニメーション映画が登場することになった。映画祭事務局は2018年9月12日にクロージング作品として、静野孔文/瀬下寛之両監督によるアニメーション映画『GODZILLA 星を喰う者』を発表した。
東京国際映画祭は10月25日から11月3日まで開催。その最終日をお馴染みの怪獣が飾る。クロージング作品は、オープニング作品と並び、映画祭で重要な役割を果たす。国際映画祭を、国産アニメーションで締めくくるこれまでにない取り組みとなった。
東京国際映画祭は併せて、オープニング作品として『アリー/ スター誕生』、GALAスクリーニングとして『人魚の眠る家』を発表している。『アリー/ スター誕生』は、1937年公開の名画をブラッドリー・クーパー監督が、レディー・ガガをヒロインに現代に蘇らせたもの。
『人魚の眠る家』は、ベストセラー作家・東野圭吾のヒューマンミステリーを堤幸彦監督が映像とした。ひとつの作品を映画祭のハイライトとしてピックアップするGALAスクリーニングは、今回初の試みとなる。
映画祭は今回、洋画、邦画、アニメーションの3つを並べることで、多様なジャンルの映画を届けるとのメッセージを送りだした。コンペティションや特集上映作品は、今後発表を予定している。
『GODZILLA 星を喰う者』は、長年人気のゴジラをもとに初めて3DCGアニメとした『GODZILLA』三部作の最終章にあたる。2017年11月に第一章『GODZILLA 怪獣惑星』を公開、今年5月に公開された第二章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』では予想を超えるメカゴジラの登場が話題を呼んだ。
第三章では、ゴジラシリーズでお馴染みのギドラの登場が予告されている。新旧の怪獣ファンが盛り上がりそうだ。国内公開は映画祭終了から一週間後、11月9日を予定している。
第31回東京国際映画祭
https://2018.tiff-jp.net/ja/
2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝)
会場: 六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場