2月7日の2018年第1四半期のディズニーの決算発表の場で、投資家だけでなく、世界のファンをワクワクさせるような発表がされた。社長兼CEOのボブ・アイグナー氏は、人気のSF映画「スター・ウォーズ」シリーズを題材にしたテーマパークを2019年にカリフォルニア州のディズニーランドとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド ハリウッド・スタジオにオープンすると明かした。
また今年5月27日には、ウォルト・ディズニー・ワールド アニマルキングダムに世界的ヒット映画『アバター』の世界を再現した「パンドラ」をスタートする。アニメーション以外の大型IPの導入で、テーマパーク事業をさらに活性化させる。
スター・ウォーズランドの構想は、2015年のイベント「D23 EXPO」で発表されたものである。2016年春にはすでに着工に入っていたが、いよいよオープンの時期が見えてきた。
スター・ウォーズランドは、カリフォルニアのディズニーランドとフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドで同時に展開する。いずれも園内の面積は14エーカー(約5万7000㎡)を予定している。ディズニーの展開するテーマパークで単独の作品テーマにしたものでは過去最大面積となる。同じ年には、映画『スター・ウォーズ』新3部作の最終章エピソード9の公開も予定されている。映画との相乗効果も期待される。
しかし、テーマパーク内のアトラクションといった詳細は、『スター・ウォーズ』のキャラクターがいる惑星にいったかのような体験が出来るとしているだけで発表されていない。今後の発表を待つことになる。
一方、『アバター』を題材にしたアトラクションは、ディズニーと映画監督・プロデューサーのジェームス・キャメロン、ライトストーム エンタテインメントが協力して開発した。映画登場する惑星パンドラのファンタジックな世界を体験できる。
ボートに乗って熱帯雨林を巡り、先住民族・ナヴィとのシャーマニックな体験をする。さらに続けてマウンテン・バンシーに乗ってパンドラの空を駆け巡る。かなり大掛かりなアトラクションが期待できる。
香港のディズニーランドでは、先頃、映画『アイアンマン』を題材にしたアトラクション「アイアンマン・エクスペリエンス」がオープンしたばかり。これに続く、『アバター』や『スター・ウォーズ』の導入と、今後はアニメーションだけでなく、実写映画の有力IPのパークへの積極的な導入が進みそうだ。