TBS第3四半期アニメ事業 アジア・中国向け番組販売が好調

ファイナンス決算

 東京放送ホールディングス(TBS-HD)の2017年3月期第3四半期の連結決算は増収増益だった。売上高は、2644億2700万円(1.2%増)、営業利益は168億8700万円(19.5%増)、経常利益は228億7100万円(21.6%増)、当期純利益は145億4700万円(26.7%増)。
 放送事業が堅調で、映像・文化事業と共に増収増益となった。また不動産事業は赤坂Bizタワーを中心に高い利益を維持。営業利益は60億6900万円となっている。

 このうち映画・アニメ関連は、事業局映画・アニメ事業で映画が11億7900万円、アニメは7億5700万円となった。映画はヒット作が少なく前年より1億7800万円のマイナス。アニメは5300万円増だった。アジアを中心に海外番組販売が伸びたとしている。
 TBSの映画・アニメ関連の売上げはやや複雑で、このほかメディアビジネス局の映像コンテンツ事業(Blu-ray・DVD)、海外事業、ライセンス事業などにもアニメ関連事業が分かれている。このうち海外事業でも中国向けアニメ番組が好調としている。海外事業の売上高は19億3600万円。 

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