東京放送ホールディングスは2月7日に、2019年第3四半期決算を発表した。売上高は前年並み、減益だった。
連結売上高は2749億1100万円(1.2%減)、営業利益は159億4300万円(3.2%減)、当期純利益は174億円(2.8%減)。放送事業が減収減益、映像・文化事業が増収増益となった。
事業局の中にある映画・アニメ事業の売上高は、17億8700万円。このうち映画事業が12億2800万円、アニメ事業が5億5900万円になる。
映画事業は4700万円の増収で、『スマホを落としただけなのに』、『コーヒーが冷めないうちに』のヒットが牽引した。アニメ事業は逆に4700万円の減収で、大きなヒット作がなかったことに加えて、海外向けの番組販売も伸びなかった。
ただし海外向け全体では、海外事業は好調だった。世界各国向けに展開する「SASUKE」のフォーマット販売が引き続き好調だった。また中国やアジア各国向けのドラマ販売も売上を牽引したとしている。
アニメ関連事業は、2017年12月に完全子会社化したセブン・アークス グループの売上が今期から連結決算に加わっている。今期の売上高増加要因のひとつに、セブン・アークスの売上げ6億9000万円が言及されている。前期にはセブン・アークスの売上げは連結決算に含まれていなかったことから、同社の第3四半期までの売上高が約6億9000万円だったことがわかる。