日テレホールディングスは、2017年2月2日の17年3月期第3四半期決算に合せてアニメーション会社のタツノコプロの同期間の決算も公開した。
売上高が12億1800万円と8.3%減となったほか、営業利益は600万円(85.7%減)、経常利益は800万円(82.1%減)の減収減益と冴えない。そして四半期純損失4700万円と最終は赤字転落となった。減収減益は2期連続である。
タツノコプロは、1962年創立の国内老舗のアニメ会社。タイムボカンシリーズや『科学忍者隊ガッチャマン』、『新造人間キャシャーン』など人気タイトルの権利を多数保有する。2014年より日テレホールディングスとなった。
現在は、女児向けの「プリパラ」シリーズ、キッズ向けの『タイムボカン24』などのアニメーション制作を手がけている。また17年6月公開の映画『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』も。タツノコの制作だ。
また自社コンテンツのマルチメディアな活用にも積極的で、5月には同社のアニメを原作とした実写アニメ『破裏拳ポリマー』がKADOKAWA配給で全国公開される。
日テレホールディングスは、もう1社別のアニメ会社マッドハウスも子会社としている。しかし、マッドハウスの業績は開示されていない。