「ひるね姫」東京アニメアワードフェスのオープニング決定 監督登壇、神山健治特集も

「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(C)2017ひるね姫製作委員会

 2017年3月10日から13日まで、池袋を中心に、都内複数会場で東京アニメアワードフェスティバル2017(TAAF2017)が開催される。日本アニメから世界各地の優れた短編・中編が集まるアニメーション映画祭である。
 2017年の映画祭では、数多くの傑作を生み出してきた神山健治監督にスポットが当てられる。まずオープニング作品として『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が上映されることが決まった。また期間中には「神山健治特集上映」も予定されている。神山ファンにとっては、見逃せない期間となりそうだ。

 『ひるね姫~知らないワタシの物語~』は、2020年の東京オリンピックの目前にした時期を舞台に女子高校生のココネとその父親を軸にファンタジックな物語が広がる。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『精霊の守り人』『東のエデン』といった傑作で知られる神山監督が、監督だけでなく。原作と脚本も手がけるオリジナル映画である。
 日本では3月18日公開が決まっているが一足早く、映画祭にお目見えする。本作は3月2日からのゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017でもオープニングとなっているほか、2月24日からのニューヨーク国際子ども映画祭のクロージングでもある。名の知れた映画祭から、作品の面白さを伝える。
 TAAF2017での上映には、神山監督自身が登壇する。トークショーを予定している。チケットは2月1日12時よりTAAF2017公式サイトにて受付を開始する。

 映画祭ではもうひとり、話題の監督が参加する。『この世界の片隅に』が特別上映され、ゲストに片渕須直監督が招かれる。
 第90回キネマ旬報ベスト・テン、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞、大藤信郎賞、第59回ブルーリボン賞監督賞など次々に獲得する圧倒的な評価で注目を集めている。興行収入も異例のロングランで15億円を超えた。片渕監督は、アニメにかける想いなどを語るという。こちらも人気を集めそうだ。

 映画祭はこのほかコンペティション部門の上映と各賞決定、アニメ・オブ・ザ・イヤー、功労賞の授与も行われる。ワーショップやトークイベントも行われる。今後発表される情報にも、注意したい。

東京アニメアワードフェスティバル 2017
http://animefestival.jp/ja/
日程: 2017年3月10日(金)~13日(月)
会場: 池袋 他
主催: 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催: 東京都

「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(C)2017ひるね姫製作委員会
「この世界の片隅に」(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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