松竹第1Qは回復基調も営業赤字が続く、営業外で補助金収入も

ファイナンス決算

 2022年7月11日に発表された松竹の連結決算は増収増益となった。営業利益は引き続きマイナスになったものの経常利益、当期利益では黒字を確保した。
 連結売上高は186億9700万円(30.5%増)、営業損失7億2400万円は前期の11億1200万円から縮小した。経常利益は8億2900万円、当期純利益は61億2800万円。
 第1四半期には営業外収益として国からの補助金を13億1200万円計上している。これは「コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業補助金」としており、コンテンツの海外向ローカライズ・プロモーション、またコロナ禍でのエンタテイメント事業の補助をするJ-LODにあたると見られる。

 松竹の事業は映画などの映像関連事業、演劇事業、不動産事業の3分野から構成されている。このうち映像事業の売上高は95億5500万円(29.3%増)、営業損失9億7300万円(前年同期は4億1600万円の損失)だった。売上高は回復基調だが、赤字から抜け出せなかった。期間中の劇場配給作品は、邦画4本、洋画1本、アニメ4本、このほかシネマ歌舞伎やMETライブビューイングなど。
 今期から収益認識に関する新たな会計基準を採用していることから、売上高は従来手法より少なく、営業利益は多めになっている。

 演劇事業も売上高は51億6100万円(55.8%増)と大きく伸びた。また営業損失は7億4900万円(前年同期は12億6500万円の損失)だった。引き続き観客の収容率を一部で制限しているが、回復基調にある。
 不動産事業は売上高34億7200万円(13.3%増)、営業利益は18億6100万円(26.5%増)だった。主要賃貸物件が高稼働で安定していた。

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