アサツーDK、ゴンゾの不適切な会計処理の調査報告書を1月10日に開示

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 アサツー ディ・ケー(ADK)は、2016年12月27日に発表していた連結子会社ゴンゾの不適切な会計処理に関する調査報告書を1月10日に開示する。
 ADKは、1月6日付で特別調査委員会より「調査報告書」を受けとった。当初は受領次第の開示を予定していたが、分量が多く、個人名や取引先名が含まれており、個人情報保護の面からこの匿名化の作業が必要と判断した。1月10日に匿名化を完了し、これを開示する。

 ADKは2016年8月に公開買付によりアニメ製作会社のゴンゾを約64億円で買収、連結子会社化していた。また公表されていた債務超過額12億8000万円をそのまま引き継いだ。しかし、買収後の連結財務諸表を作成する過程で、買収以前の不適切な会計処理が明らかになったとしている。
 これによりゴンゾの債務超過額は、従来の12億8000万円から10億2500万円多い23億500万円に修正された。ADKはこの会計処理について「一般的な会計基準に準拠しない可能性があると判断した」とのみ公表し、中立な外部専門家による特別調査委員会を設置、その調査報告書の結果を1月上旬に開示し、さらにその対応を確定するとした。
 今後の対応については、ADKの取締役会で審議、確定後1月下旬に公表するとしている。

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