アニメ会社ゴンゾ、制作事業・著作権の一部を分割譲渡

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 アニメ製作のゴンゾは、2019年6月28日に会社事業の一部を分割し、株式会社スタジオKAIに承継させると発表した。公式サイトにて、吸収分割公告を告知している。
 公告によれば、事業分割されるのはゴンゾが保有する一部作品のアニメ制作事業と著作権、さらに知的財産権の管理・運用である。分割される事業の規模・範囲や、事業譲渡に伴う支払いがされるかなどは明らかにされていない。また事業承継の時期についても触れていない。

 ゴンゾとディジメーションを源流にするアニメ製作会社。2016年にアサツー ディー・ケイが連結子会社化し、現在はアニメ事業部門会社ADKエモーションズのグループ会社である。
 コアファン向けの深夜アニメに強く、2000年代に製作した作品の多くの著作権を自社で保有するのが強みになっている。2019年は田村由美原作の『7SEEDS』などを手がけている。

 スタジオKAIは、今年6月に設立されたばかりで、今回のために登記されたとみられる。本社所在地は現在のゴンゾの南阿佐ヶ谷スタジオと同じであるため、現状のまま事業を引き継ぐかたちになりそうだ。

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