
日本アニメのグローバル配給会社クランチロールの事業拡大が続いている。2026年5月8日のソニーグループ2026年3月期の決算発表に合わせて、アニメ配信サービスの有料会員数が2100万人に達したことが明らかにされた。
昨年同時期は1700万人としたため、一年間で400万人の増加となった。2000万人の大台を超えただけでなく、特定ジャンルの配信プラットフォームとしては世界でもトップクラスとなる。同社が属するソニー・ピクチャーズ内での存在感も高まっている。
一般的には日本アニメのグローバルプラットフォームとして知られるクランチロールだが、アニメビジネスの多角化も進んでいる。ひとつが映画配給で、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来』のヒットに続き、2026年は『劇場版 転生したらスライムだった件』シリーズに取り組んでいる。さらにアニメ関連商品の展開、音楽関連など、その事業領域はさらに広がりつつある。
そうしたなかでクランチロールは、2026年の新たな取り組みとして、グローバルなアニメサミットの開催を発表した。2026年10月7日に、米国ニューヨ-クのジェイコブ・K・ジャビッツ・コンベンションセンターで「クランチロール・アニメ・フューチャー・フォーラム」を実施する。イベントは招待制で、アニメやゲーム、音楽、映画、テクノロジー分野のリーダーやクリエイターの参加を見込んでいる。
初回となる今年は「アニメの未来に向けたデザイン(Designing for Anime’s Future)」をテーマとする。「ファンダム」「テクノロジー」「ストーリーテリング」「コンテンツ保護」をトピックスに取り上げる。日本からも業界のリーダーを招聘し、新たなビジネス提携の機会を創出し、アニメの未来を議論する。
開催日はサンディエゴ・コミコンと並ぶ大型エンタメイベント「ニューヨークコミコン」の前日に設定されている。全米からエンタメ関係者が集まるのに合わせたものだ。
日本アニメ文化とビジネスの活性化のために、クランチロールはファンやカルチャーのリーダーとしてだけでなく、ビジネス面でも業界を牽引する。










